いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ルヴァンカップ グループステージ Dグループ 第6節

磐田 0-2 清水


3位で終戦
前節で敗退が決まっていたので、結果はどうでもいいのだが、
直前にどんなに調子が良くて/悪くても、静岡ダービーの後は勝った方が調子が良くなって、負けた方は悪くなる。というジンクスがあるらしい。
……最早ジンクスぐらいしか縋れるものがない\(^o^)/

リーグ戦前節が西部で、カップ戦が六反。篠田監督は正GK西部でいくつもり? さすがにそれはどうかと……。

「クラスメイトが使い魔になりまして」鶴城東(ガガガ文庫)

クラスの美少女を侍らせてみたい。誰もが一度くらいは考えるんじゃなかろうか。でもまあ、正直オススメしない。落ちこぼれ魔術師の俺、芦屋想太には藤原千影という使い魔がいる。彼女は魔術師の名門出身で、ついでに誰もが憧れる学年一の美少女だ。え、羨ましい?? まじか、じゃあ譲ってやるよ。まず、こいつはご主人様に求める理想が高い。負けん気が強く、中々反抗的で、絶望的に貧乳だ。それでもいいならぜひ引き取って……あ、うそ! 許して、藤原さ―――
この物語は主従関係からはじまる、ふたりの恋(?)のヒストリー……らしい。

第13回小学館ライトノベル大賞〈ガガガ賞&審査員特別賞〉受賞作


魔術師学校の落ちこぼれが昇級テスト中の事故に巻き込まれ、なぜかクラス一の才女が使い魔になってしまう学園異能ブコメディ。

新人賞とは思えない完成度の高さ。
異能設定(主に召喚術周り)をラブコメ要素に転換するのは上手いし、東西の派閥争いや学内の人間関係などファンタジー要素以外もしっかりしていて人間ドラマとしても読ませてくる。文章にはクセがなく、読みやすくて普通に面白いんだが。これホントに新人賞?
ただ、2つ気になることが。
一つは主人公の設定が作者にとって都合が良すぎること。
その設定で話が面白くなるなら構わないのだが、自分の過去に関わることだけ覚えていられない呪いというのは流石に……。そもそもヒロインたちの語りで主人公が元々どういう人物かほとんど言っちゃってるようなものなのに、隠す必要があるのだろうか。ヒロインたちが最初から主人公に惚れている理由がはっきりしていないのは、ラブコメとしてデメリットなんだけど。
もう一つはメインヒロインにこれといった特徴がないこと。
ヒロインになりえる女子が5人も出てくるのだが、可愛さは旭ちゃんの圧勝で、親密度なら幼馴染、女性的魅力なら召喚魔人か旭、悲劇のヒロイン度は会長や召喚魔人の方が上。メインヒロインはどこをとっても中の下。人気が出たヒロインに挿げ替えられる設定でもないしなあ。
……あ、苦言の方が多くなってる(^^; 申し訳ない。
普通に面白いですよ(説得力ゼロ)。旭ちゃんがかわいいです(マジで)

「のけもの王子とバケモノ姫」平尾隆之(富士見ファンタジア文庫)

長大な壁で外界を拒絶した人間の国イエール。不治の感染病にかかった第三王子シュウは、壁の外に追放されてしまう。そこは異形の民モール族が生きる荒れ果てた大地……未来に絶望するシュウ。そんな彼に手を差し伸べたのは、モール族でも異端の美しさを持つ王女ミサキで――「ひとつだけあるわ。お前の居場所になるかも知れないところが」
新天地で出会う彼らの文化や生態にシュウは驚き、魅了され、いつしか人間とモール族が共に生きることこそが希望だと気づき!? ふたつの種族の間に横たわる大きな『壁』に、それぞれの異端のふたりが立ち向かう、王道冒険ファンタジー

原因不明の奇病に罹り国外へ追放された人間の王子と、人間に近い容姿の所為で厭われている亜人の国の王女のボーイミーツガール。


これはいい。古き良きライトノベルを読んでいる気分だった。
懐古厨でもいいじゃない、おっさんだもの(開き直り
キャラデザを含め昭和の冒険アニメを思わせるような純ファンタジーな世界で繰り広げられるボーイミーツガールで、初めて国の外に出た王子が次々と新し事に出会う冒険のワクワク感あり、過酷な運命を自分の手で切り開こうとする成長譚あり、悪役が分かりやすく悪役していて勧善懲悪な面もある、読んでいて純粋に楽しい王道のファンタジー。地の文を少し噛み砕けば児童文学でも行けそう。
そこに、濃いめのキャラ設定におふざけのネタで度々笑わせてくる軽さとノリの良さという、ライトノベルらしい味付け。こういうのでいいんだよ。他のとの差別化ばかり意識して、奇をてらい過ぎな作品が多い中で、こうして王道を突き進む作品に出会えたことが嬉しい。
王子の戦いと、国を追い出された人々の革命は始まったばかり。人間の国の闇、主人公が罹った病気の謎、亜人の王は何か知っているらしいこの世界の謎と、明かされていないこともいっぱいあるので、続きがとてもが楽しみ。

「STAiRs, be STAR! 怪談アイドルはじめます。」峰守ひろかず(富士見L文庫)

新倉隆治は、結成したばかりのアイドルグループ「STAiRs」の一員だ。メンバーは硬派なダンサーの雷汰、しっかり者で子役上がりの千博、おっとり神秘的なつぐみと合わせて4人。隆治としては、今度のPV撮影をきっかけに、少しずつ皆と親睦を深めたい……。
ところがその撮影現場でホラーな現象が続発! 実は霊感のある隆治は、ここがヤバイ場所だと気づいていた。悔しくも解散と思われた矢先、他のメンバーたちも見えていることを告白し始めて――!?
怪談事件にまみれた4人の、駆け上がりアイドル物語がはじまる!


売れてない上にグループ内の仲もよろしくないアイドルユニットが、あることをきっかけにお互いを認め、高めあっていくサクセス(途中)ストーリー。
そのあることとは、霊感があること。著者・タイトル・あらすじで、オカルト方面の話になることは分かっていたが……それでいいのかお前らw 見える人あるあるネタで盛り上がる男達や、ヒロイン扱いのトイレの花子さんの図はシュールだ。
そんなわけで零細芸能事務所の男性アイドルユニットが、PV撮影で、ライブ会場で、合宿所でと、毎回怪奇現象に巻き込まれるドタバタコメディ。
怪異譚としては、題材はネットが発達して以降の新しい都市伝説がメインで、それ系に詳しい千尋君(元子役)の解説と、古い妖怪に詳しいつぐみ(最年長)の知識を比較して、怪異の変遷や変異を感じられるのが面白いところ。
アイドル業の方は、学生の部活ものっぽい青春感があった。
本番までの苦労や挫折。それを乗り越えての飛躍や友情には、スポ根に通じるものがあって面白かった。男女問わずアイドルには興味がないので、残念ながら彼らの本番での感動には共感できなかったが、大人で友情と青春をやるのに、アイドルグループは結構ありかも。


解析官、図書館、アイドル。峰守先生の3ヵ月連続刊行完走。個人的には図書館が好みかな。(ただレーベル的に最も続刊がなさそうなのが辛いところ)