いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



守株待兔(今週のアニメ感想)

白い砂のアクアトープ 第10話「置き去りの幻」

櫂君の思い出話からスタート。いい男やなー、君。
あれ?工事現場行った後どうなった? 思わせぶりな前回の引きを投げっぱなしで困惑していたら、今度はくくるがオカルトに縋りだしてさらに困惑。結局この娘はなんの道筋もビジョンもないのか。
このままだと世間知らず娘が独り善がりで我がまま言ってただけの物語になりそうなんだが、大丈夫か?


ぼくたちのリメイク 第10話 思い知らされて

ゲーム業界のブラック具合を見せつける2018年編2回目。
これでもかなりソフトな表現なのは知ってる。
ナナコの歌に励まされて奮起する恭也だが……いや、どう考えても強行した社長の責任なんだから、責任追及にするためにもなんとかしちゃいかんでしょ。


魔法科高校の優等生 第11話 お兄様、ご武運を

どストレート作戦名、嫌いじゃないぜw
足手まといというか厄介ごとと護衛対象が増えるてお兄様が動きにくくなるから「何もしない」が正解だとか、地下水脈を凍らせたら膨張して地盤が大変なことになりそうとか、言ったら野暮だから言うまい←
深雪さんのコスプレショーがない回はやっぱり一枚落ちるな。

9/16の雑談

台風くる

1,2日前はもう熱低になってるはずじゃなかった? 話が違いますよ!
土曜日は大人しく仕事してろってことね。へぇへぇ分かりましたよ。
日曜日は姪たちが来る予定なので出かける時間なし。ということは、
今週も新車に乗る機会、なし!\(^o^)/



お届き物

りゅうおうのおしごと!15」白鳥士郎GA文庫
「鎌倉うずまき案内所」青山美智子(宝島社文庫

「僕の愛したジークフリーデ 第2部 失われし王女の物語」松山剛(電撃文庫)

「光なき」剣士・ジークフリーデは、国に、その王女に忠を尽くした「騎士」であった。暴君と化し、民を無意味に処刑するかつての主・女王ロザリンデの凶行を止めるため、対峙したジークフリーデ。
しかし、その結末は無慈悲だった。
助命の嘆願は、彼女の両腕と引き換えに叶えられた。
責任を感じる旅の魔術師・オットーはジークフリーデの治療と、リハビリに努める。その中で、二人は互いの過去を知り絆を深めていく。
だが、冷酷に時が過ぎ、再びロザリンデによる犠牲が生まれようとするとき、二人は――。
乱世に生きる少女たちの物語、第2幕。


完結編……だと!?
騎士がが両腕を失う壮絶なラストからの続き。
責任を感じ自分の身体を省みず付きっ切りで看病するオットーと、魔術の事故で起きた一部の記憶の共有。ようやくオットーとジークの強い繋がりが出来て、タイトルに近づいてきた実感と、一番後ろから走ってきたオットーがヒーロー(♀)争奪レースで勝負できるところまで来たかなと思える、第二章までは普通のスピードだったのだが……。
そこから先は光の如く駆け抜けていった。あまりに駆け足で打ち切り臭しかしない。広げた風呂敷だけはきちんと畳んでいったのが逆に物悲しい。
女王ロザリンデの複雑な境遇とジークフリーデとの繋がりは、ゆっくりやれば間違いなく優しく切なく泣ける話だったはずなのに、ただ事実を並べられただけではジークフリーデの涙に感化されない。そこに関わってくるオットーの師匠とロザリンデの母との関係(こっちも百合だった!)も、掘り下げられればオットーを絡めての愛憎劇になっただろうに、結局エピローグで国を出ていく決断をあっさり下せるくらいにしかジークと仲良くならなかった。もう一人のヒロインのイザベラに至っては、今回ただのお助けキャラで終わってしまった。
因縁と愛情と憎悪が幾重にも絡むキャラクターの構図と、登場人物ほとんど女性の百合の雰囲気がとても良かっただけに、打ち切りは残念でならない。売れなきゃ出せないのは分かるけど、もったいないという感想しか出てこない。

「七つの魔剣が支配する VIII」宇野朴人(電撃文庫)

最上級生たちが登場し、さらに盛り上がりを見せる決闘リーグ。一方その裏で、ゴッドフレイの骨を奪還するため、ナナオたちはリヴァーモアを追い、地下迷宮の放棄区画へと突入した。
無数の死者が住まう王国で幕を開ける、決闘リーグでの三人一組に上級生を加えた編成での捜索。数多の骨獣から古代の秘術によって作られた無貌の古人まで、リヴァーモアの使役する使い魔が息つく間もなく彼らに襲いかかる。さらにはレオンシオ陣営も捜索の妨害に回り──。
人間ひとり分の骨を蒐集したリヴァーモアの目的とは。そして、『棺』の真実にたどり着いたオリバーが取る道は──。


決闘リーグの予選と本戦の間。前巻のラストで奪われたゴッドフレイ先輩の骨を奪還する作戦が決行される8巻。

キャラクターが増えすぎて誰が誰だかわかんねえ!
選挙戦絡みの骨奪還作戦は両陣営で多くの人員をつぎ込み、陣営に関わらず作戦に参加した三年生の様子をすべて追っていくので、キャラクターが多いのに視点があっちこっちに飛ぶ。しかも、やっているのはどこもアンデッド集団との戦闘で、対人戦のような駆け引きがなくあまり変わり映えしない。おまけに名前呼びと苗字呼びと愛称呼びが入り混じって飛び交う。
パニック\(^o^)/
主要メンバー6人と関わりの深いキャラクターくらいはフルネームで覚えていても、パっと出の先輩方や対戦相手の同級生なんて覚えているはすもなく、一々登場人物一覧に戻って読んでいたので、読み終わるのに通常の倍以上かかった。それでも登場人物一覧にある名前ならまだいいけど、そこに名前がない人と覚えのない愛称はお手上げ。ミンとかスーとか誰やねん。ロッシが苗字で名前がトゥリオなのは登場人物一覧で初めて知ったよ。
と、なんだかなーと思いながら読んでいたのだが、終盤は一転。
登場人物がオリバーと近しい人数名に固定され、骨抜きの主犯・リヴァーモア先輩の過去と目的とが明らかになる終盤は一気に面白くなる。
余分な人が入ってこないで物語に集中できたのもあるが、話が個人の理想と意地と優しさがぶつかり合う人間ドラマになったのが大きい。このシリーズは愛憎渦巻く人間ドラマがあってこそだ。
これが対教師陣だと、これに緊張感が加わってさらに面白くなるのだが。そろそろ三人目にいかないかな。

「安達としまむら10」入間人間(電撃文庫)

私は明日、この家を出ていく。しまむらと一緒に暮らすために。私もしまむらも、大人になっていた。
「あーだち」跳ね起きる。「おぉでっ」派手に後退した私を見て、しまむらが目を丸くした。両手をおどけるように上げる。下りて目にかかる髪を払いながら、左右を見回して、ああそうだと理解していく。マンションに移り住んだのだった。二人きりなのか、これからずっと。
「よ、よろしくお願いします」
「こっちもいっぱいお願いしちゃうので、覚悟しといてね」
私の世界はしまむらですべてが出来上がっていて、これからの未来になにも不安などないのだ。

絵師がマシになった


二回目のバレンタインデー前後の“今”の話と、社会人になってしまむらと安達がルームシェアを始める“未来”の話。交互に二元中継でお送りしますな二桁10巻。
悪女しまむらがまた女の子を泣かしていた。ひでーやつだ。
……いや、どちらかというとしまむらは気の毒な方なのだけど。
安達といい樽見といい、どうして重い同性ばかりが寄ってくるのか。重い女ホイホイですな。で、寄ってきた中で一番重いのはヤチーですな。小さくても宇宙服来てますからね。
という半分冗談はさておき、
安達の想いに自分なりに応えるつもりはあるのに、自分の言葉にどうしても本気や真剣さが乗らないことに悩むしまむら。テンパりながらも自分を引っ張ってくれる安達の存在と、そこから生まれる自分の変化を感じるしまむら。悩む“今”と少し吹っ切れた“未来”の対比でそれらが表現される、一冊丸ごとしまむらメインの巻だった。人付き合いの煩わしさと、でも拒絶するほどの嫌とは思わない、その微妙な塩梅には強く共感する。
それにしても安達は大人になっても変わってないな。高校の残り1年と大学4年間、この調子でよく持ったなあ(苦笑) それでも家を出ることで母のことを考えるようになったのは、いい変化かも。100%しまむら依存なのは変わってないけど。
アニメが終わってもまだ続けるつもりはあるようで? 勤勉なのか気分屋なのかよくわからない作者の言うことなので、話半分に聞いておこう。