
綾乃の暗躍により暴かれた乃々亜の裏切り。その証人となる乃々亜の協力者を探すも、捜査は難航。政近たちは一抹の不安を抱えながらも日常へと戻っていく。そんな中アリサは二学期終業式で発表する公約の内容に頭を悩ませる。一方、有希は学園でのクリスマスパーティーを企画し、公約の実現力を強調しつつ完璧な演説で全校生徒を魅了する。強敵を前にして、自ら導き出したアリサの公約とは。そして自信と気品を身にまとい、眩しく成長するアリサを見て、政近の胸に宿る想いは――!?
「……私の姿を、他の人に見せたくないと思ったのかしら?」
大人気青春ラブコメ、裏切りからの再起と覚悟の第11巻!
表紙に裏側にバニーさんがいます! この芸やるラノベ久々に見た。
学生議会直後からクリスマスパーティー直前まで。要するにこれといったイベントがない日常回。前回クリスマスデートの約束をしたのに、そこまで行かないとは。焦らしおる。
前回の続きで乃々亜の糾弾と実行犯探しはあったものの、どちらも答えが出ないまま日常になだれ込んでいった感じ。むしろ実行犯探しの方は、生徒会内でのお遊びのだしにされていた、こんなふうに。犯人は変装してたようだ→女性だと思っていたけど男性の可能性も→生徒会メンバーに女装させよう! いや、最後がおかしいだろw で、その結果は・・・キミノメデタシカメルンダ! ももこ先生、“微妙な出来栄えの女装”のイラスト上手すぎませんか?
その他には兄妹で前回頑張った綾乃をおもてなしする主従逆転な家族団欒や、生徒会で年齢関係なく兄姉っぽい人/下の子っぽい人を決めて遊ぶ話、真面目と不真面目が反復横跳びする有希とアーリャの二人きりの語らいなどが続く。このシリーズはこういう何気ない話だったり、特に中身のないお遊びだったりをしている時が濃いキャラクターたちが生き生きしてて一番面白い。特に有希がアーリャとタイマンで語らう話が好き。有希が政近以外にも本性を現すようになったのが嬉しい。
まあ、その後また生徒会選挙の話題に戻ってしまうのだけど。なにやら、まだ1年生の二学期終わりなのに公約でバトルだそうで。
アーリャが大それた公約を掲げたらしい。らしいというのは、この学校の状況が特殊過ぎて1mmもピンとこないから。来光会とかいうお偉いさんたちの会?に縁遠い一般生徒も読者と似たような反応になりそうなものだけど。……うん、まあいいか。
次回、今度こそクリスマス。デートの約束がパーティーで有耶無耶になりそうなことだけが心配。