いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ぼくの妹は息をしている (仮)」鹿路けりま(電撃文庫)

「人を殺す小説を書きてえなあ。」
どうせ小説を書くのならそんな小説がいいと、ぼくは常々思っていた。そしてかばんの中には、そんなぼくの「処女作」がある。そう、自分の「脳」を用いた自動執筆装置によって、ぼくはついに小説の作者になったのだ。
さて、どんな物語が出来るのだろうか。最初に登場したのは真っ白な髪をした美少女、妹のユキ。風呂まで一緒に入りたがる兄離れできない甘えん坊。ん? なんか萌え萌えしたラノベ的波動を感じるが、ぼくの小説に限って──。うぅ──。
意識を取り戻したぼくを、金髪美少女のかりんが迎える。「あなたの小説について、先生がお待ちです──」さっきのは夢? ぼ、ぼくの小説は──?


辛うじて読み切った。しんどかった。

支離滅裂。他に言いようがない。
辞典によると
文章:幾つかの文で、まとまった思想・感情を表したもの。(新明解国語辞典第四版より)
なので、文の前後で意味の通じないところが多々あるこれは、ただ文の連なりであって文章ではないと思う。
メタフィクションとSFで煙に巻きながら、使いたかった台詞、使いたかった設定、使いたかった格好いい単語、二次元妹愛を、一冊にまとめて供養したかったのではないか? というのが読み終わった時に真っ先に浮かんだ印象。
理路整然を良しとし、矛盾は何かの伏線じゃないかと疑ってしまう自分の読書スタイルには、全く合わない作品だった。
電撃がこういうタイプの作品を出すのは意外。

ワールドカップ アジア予選 2次予選

日本 2-0 キルギス


新ユニフォームダセェwww
特に背中から見る姿が極めてダサい。正面を迷彩柄にするなら、背中も迷彩にすればいいのに。
それに全体的な色のバランスが悪いような。アンダーシャツとソックスの色は変えた方がいいと思うの。


試合の方は
ピッチが酷かった。ラグビーボールでサッカーしてるみたい。これなら人工芝の方がいいな。
そんな中でも選手たちは冷静だった。最近は敵地で慌てるような選手はいないね。頼もしい。
采配は、、、2点リードの後半残り15分くらいで、守備をしない中島を入れる意味がわからん。

「地獄に祈れ。天に堕ちろ。」九岡望(電撃文庫)

イカしたDJが今回のお話を大紹介ダ!
ミソギ、死者。嫌いなものは聖職者。犯罪亡者をぶっ飛ばし、地獄の閻魔に引き渡す荒事屋にして……シスコン(妹)!
アッシュ、聖職者。嫌いなものは死者。聖なる銃をぶっ放し、死者を殺しまくる某機関の最終兵器にして……シスコン(姉)!!
こんなチョイとオカしな二人が、何の因果か亡者の街『東凶』で、「魂」に効くヤバーいおくすりを大捜索! 聖職者嫌いの死者と死者嫌いの神父が!? ハッ、まったく上手くいく気がしてこないね!
しっかーし! 困ったことにこいつら実力は折り紙付き。おいおい頼むから『東凶』を壊滅させちまったりすんなよ!?
電撃小説大賞《大賞》受賞作家・九岡望が贈る、ダークヒーロー・アクション!


亡者の街『東凶』を舞台に、イカシた亡者・ミソギとイカレた聖職者・アッシュが暴れまくるバトルアクション。
B級ゾンビ映画×火薬多めなド派手な痛快アクション。
こまけーことはいいんだよ!と言わんばかりに、バトルシーンに次ぐバトルシーン。そのスピード感は流石『エスケヱプ・スピヰド』の作者。密度はそれ以上。アクションだけでかなりの満足感がある。
また、口調に似合わず情に厚いナイスガイなミソギと、元殺人鬼らしいぶっ飛んだ思考のアッシュのキャラクターの濃さも魅力。
ただ一つ残念なのが、バディ感が薄かったこと。
平時だと仲悪いけど、いざ事が起これば阿吽の呼吸で無類の強さを発揮するのが、この手のバディアクションの醍醐味だと思うのだが、ミソギとアッシュは戦闘時でも仲が悪くて、相乗効果は感じられなかった。最後の戦いはアッシュが歩み寄ってきたけれど、まだそれぞれがそれぞれの仕事をしてる感じ。
即、次の事件勃発!なエピローグだったので、続きそう。“最強コンビ”を披露してくれるのは次回以降に期待ということで。

「三角の距離は限りないゼロ4」岬鷺宮(電撃文庫)

一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕らの中で始まった恋は――ある日、唐突に終わりを迎える。
そして……。
――そして彼は、変わってしまった。
だから、わたしは、わたしたちは動き出す。出会った頃の「彼」をもう一度、取り戻すために。すれ違いの修学旅行のなかで、わたしたちは彼を、矢野くんを、わたしたちの想い人を、追いかける。
そう……たとえ、わたしたちがもう、恋人ではないとしても。
わたしとわたしと彼が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語


後輩に自分を否定されたショックと秋玻に振られたショックで、矢野くんが鬱に。
これはさすがに専門の病院に連れて行った方が……と、マジレスすると物語にならなくなってしまうので控えるとして、

主人公がほぼ茫然自失状態、ヒロインズは責任を感じてあたふた、周りは腫れ物に触れる様な状態で修学旅行へ。
学園ラブコメ/ラブストーリー好きとして、これまでいくつもの修学旅行イベントを読んできたが、これが最も精神的にきつくて読むのがしんどい修学旅行だった。黒歴史を抉る残念系ラブコメの修学旅行なんて序の口。痛くても笑えるもの。
なんとか矢野の反応を引き出そうと必死の秋玻と春珂。不自然に矢野に絡まない伊津佳。どうしていいか分からな(くて影の薄)い修司。Omochi、古賀の振り回すタイプの女子二人で、ギリギリ修学旅行らしいテンションを保っているグループ。誰も彼もが無理をしているようにしか感じなくて、痛々しくて読むのが辛い。おまけにその余波で細野・柊ペアが離れ離れにされちゃうし。
秋玻の頑張りで矢野が復活の兆しを見せたので、読後感は前巻ほど悪くないが、味わいたい切なさはこういうのじゃないんだけどなあ。
次の5巻から後編で、秋玻と春珂の過去の話になるらしい。・・・あれ? そうなるとエピローグ前のやり取りが嫌なフラグになってないか? そもそも矢野はあんな状態で彼女たちを支えられるのか? 辛い未来ばかりが思い浮かぶが、今後の展開から目が離せない。

興味津々(今週のアニメ感想1)

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld #04 ダークテリトリー

オークのキャラデザやけに可愛いなw
ラスボスの為人を示すために、悪趣味に悪趣味を重ねた意欲回。
普通なら視聴者が減りそうなことが出来るのは、長期作で人気作の強みか。



ぼくたちは勉強ができない! 第6話 彼らは安んぞ面する[x]の志を知らんや

真冬回。
真冬てんてーせくちー。昔氷上にいたのに冷たいのダメなんだ。
人の弱点を突く最強の圧迫面接でw 練習なんだからもう少し優しく、と思った成幸にだけ優しいでやんの。無意識に好感度稼いでいくとかズルいわー。
いいイメージだったぞ成幸くん(・∀・)b


ライフル・イズ・ビューティフル 第4話『顧問・イズ・ビギナー』

それぞれの休日編+素人顧問編
少女×武器、わかる。でも鉈は違うw
若い教師で押しが弱ければ部活の顧問なんていくらでも押し付けられると思うけど。