いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



1/17の雑談

やっと冬らしく?

昼食時、今季初めてエアコンを使った。
が、夜は結局寒くないという(^^;
今年は1度も手がかじかんでタイピングしづらいことがない。
暖冬すなぁ。


KitKat いちご大福味

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ウエハースの方があんこ味で、ホワイトチョコにフリーズドライされたいちごのかけらが入っているんだと思う、たぶん

……まあ、なんというか
ノーマルなイチゴ味の方が間違いなく旨い。


お届き物

「Unnamed Memory IV 白紙よりもう一度」古宮九時(電撃の新文芸)


今月のメインイベント(人*´ω`*)
でも、今晩読み始めると途中で止められずに最後まで行ってしまって、睡眠時間が大変なことになるから今日は我慢だ。

「ぶたぶたのシェアハウス」矢崎存美(光文社文庫)

閑静な住宅街の中にある「シェアハウス&キッチンY」は、全六室の小さな共同住宅。一階には、大きくて温かみのあるキッチンがあって、昼間は近所の人たちが集まるイベントスポットになる。そこに新しく引っ越してきた実里は、玄関で出迎えてくれたオーナー兼管理人の姿に驚愕する――(「ワケアリの家」)。心優しい頼れる山崎ぶたぶたが、住人たちのために大活躍!


久しぶりに奥さんと娘二人が登場! 奥さんは森のシェフにも出てきたが、娘たちは本当に久しぶり。しかも下の子が主人公の話があって、いつも以上に顔がほころんでしまう。
そんなわけで今回は一家で登場のぶたぶたさんの職業はシェアハウス運営。といっても、併設されているシェアキッチンの方がメインな話が多いけど。ぶたぶたさんは、やっぱりキッチンよね。
シェアハウスのコンセプトが「DVや虐待で行き場を失った人のシェルター」だったこともあり、家庭内パワハラモラハラの話題が多かった。各話の主人公に被害者もいれば加害者もいる。
この手の問題は加害者は当事者意識ゼロなんだよね。その典型例だった「自分のことは」のお父さん。自業自得としか思わないので同情心なんて全く湧かないが、残念ながら定年後に妻に見放されるこういう男性、世の中にいっぱいいるんだろうな。ほんのちょっとの思い遣りで、結果は全く違うのに。
他に印象に残ったのは、作者の他作品とクロスオーバーした「優しくされたい」。ぶたぶたさんならミケさんと普通に話せそう。それにこの話に出てくる茄子味噌おにぎりが美味そうで、思わずお腹がw
今回も考えさせられる話題がありつつ、終いには癒されほっこりするお話たちでした。

1話たち、その2(アニメ感想)

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 第1話 防御特化と初戦闘。

極振りするにしたってVIT上がり過ぎだろう。
攻撃していたウサギのモンスターが逝ったり、街中でもステータスが影響するのは珍しい。
毒竜喰いやがったwww



魔術士オーフェンはぐれ旅 第1話 追憶の呼び声

25周年記念でわざわざリメイクしたのに、この出来で出すのか……。
原作の右にTOブックスと書いてあるところに、業界の闇を感じる物悲しいアニメ。



異世界かるてっと2 第1話 参戦!てんこうせい

オーバーロードしか内容知らんけど、特に問題はないだろう。
てか盾が入ったら、「くいんてっと」にしなきゃダメじゃね?
お爺ちゃんたちの恋バナめっちゃ聞きたいんですけど!




web配信勢大体出そろった?
視聴予定:『虚構推理』『へやキャン△』
一応継続:『恋する小惑星』『異世界かるてっと2』
こんな感じかな。


今期というか、今のGYAO!では一番面白いのは一挙放送中のメイドインアビス(断定)

「ヒマワリ高校初恋部!」辻堂ゆめ(LINE文庫)

私立向日葵高校では、今年から生徒全員が何らかの部活動に入らなければいけないことになった。帰宅部だったハルは、苦し紛れに「初恋部」という名の部活を自ら設立して部長に就任する。生まれてこの方恋を一度もしたことがない女子生徒が無事初恋をできるようにする――というわけのわからない活動目的を掲げ、所属部員が自分一人という部活を作り上げたのだ。しかし、誰も入ってこないと思っていた「初恋部」に、なんと続々と入部希望者が現れ始めた! まだ初恋の経験さえない個性豊かな女子高生四人がひょんなことからさまざまな謎にぶつかり、それを解き明かしていくことになる――。


「初恋部」というタイトルからは想像できない、全く予想外なものが出てきた。
女の子たちが恋に邁進する話かと思うじゃないですか、普通。それが蓋を開けたら、恋に繋がりそうな活動をする過程で遭遇する謎を解決していく、学園日常ミステリだった。しかも、トリック(というか成り行き)を真剣に考察し、犯人(というか当事者)を割り出す形式で、ちゃんとミステリしてるという。
そして一番の驚きが、問題解決後に犯人(当事者)の恋が成就する場合はあっても、肝心の初恋部のメンバーには恋の気配が欠片もないということ。本当に一ミリもない。「どうしてこうなった!?」と、読者以上に部を立ち上げたハルが思ってそう。
そのハルはともかく他の三人は普通にモテていて、その気になったら恋の一つや二つできそうなのに、理想が斜め上過ぎて……このキャラの濃さと残念さが彼女たちの魅力だろう。
女の子4人があーでもないこーでもないとわいわいとしている様子が楽しく、頓珍漢な活動内容と馬鹿なことを一生懸命やっている「変な部活ものラノベ」の面白さがあり、そして予想外で先が見えないストーリーで、楽しい読書時間だった。
初恋をしたら退部らしいけど、この分だと卒業まで誰も退部しそうにないなあ(苦笑)

「エクストラ・フォーリン・エールワイフ2」阿羅本景(LINE文庫エッジ)

季節は三月。ミサクミラが異世界からやってきて、早三ヶ月が経とうとしていた。だがミサクミラのビール修業は一向に進展せず、失敗を繰り返していた。片や千沙都は過去の迷いを振り切ったが故の、新たな悩みを抱えていた。そんな二人へ義文は気分転換に、皆でお花見に行く事を提案する。満開の桜の下、ミサクミラはビールとそれ以外のお酒に関して学び、千沙都は亡き母との幸せな過去を追憶する。だがこの花見が三人にとっての思わぬ事態の切っ掛けに……。これはビールが繋ぐ絆の物語。あなたもご一緒に乾杯を!


尿路結石になる神の呪い? なにそれこっわ(((;゜д゜)))
なんて、お茶目で無慈悲な女神も出てくるビールラノベ第2弾。
ミサクミラが自分の世界に日本のビールの製法を持ち帰るという夢を、実現させるための方法を模索し、「いい子」を卒業した千沙都が自分の将来の夢を探す、『夢』を語る物語。
千沙都ちゃんが真面目過ぎて切なくなる。中学生で自分の将来の夢をしっかり見据えている子なんてそうそう居ないから。これは真面目な子は真剣に悩んでしまう問いを書かせる学校側が悪いわ。
それにしても、主人公は社会人・ダブルヒロインが三十路人妻と中学生・メインの題材がビールと、どう見ても色物系なのに、ティーンエイジャーが自分の夢を見つけるという清く正しいライトノベルで、実際いい話なのがなんか悔しい。何でもありのライトノベルという土壌ならではの作品だ。
本題のビールの方も期待を裏切らず、今回も沢山出てくるクラフトビールの数々。
ライト文芸を含めお酒が出てくる作品は、日本酒メインのものばかりなので、ビールにフューチャーした作品があるのが、それだけで嬉しい。これで、章末にビールの画像付きで製造元の情報を入れてもらえると探しやすいんだけどなー(他社の居酒屋ラノベではやってますよ、編集さん)
ビールを楽しみながら女の子の成長を見守るというなかなか乙なお話で、今回も面白かった。次は今のところサポート役に徹している、主人公の番かな?