いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「三角の距離は限りないゼロ8」岬鷺宮(電撃文庫)

二重人格の終わり。それは「秋玻」と「春珂」、どちらかの人格の消滅を意味していた……。
「矢野君が、選んで?」
「選んでくれた方が、残ります」
わかっていたことだった。それでも、あまりに残酷なその結末に、僕は答えが出せないままでいた。
いよいよ境界を失いつつある二人と僕は、彼女のルーツを探る旅へと出る。
その果てに明らかになる、二重人格の真実とは――。
そして、僕らが見つけた『答え』とは――。
僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語、堂々の完結。


無理して陽キャラ演じることを止めた少年・矢野と二重人格の少女・秋玻と春珂の恋物語、ついに三人の関係に答えが出る完結編。

納得三割、納得できない七割と言ったところ。
自分のキャラ作りに疑問を持ち本当の自分に悩む少年と、過度のストレスから自己が分裂して二重人格になってしまった少女。そんな二人(三人)のアイデンティティに悩む少年少女の恋物語として問いに対して、「矛盾していてもいいんだ」という答えには、大いに納得も共感も出来る。
しかし、この三人の三角関係の物語として、
自分という存在そのものを相手に選ばせる残酷な問いをした秋玻/春珂にも、どちらの自我も崩壊して廃人になっていたかもしれない危険な答えを突きつけた矢野にも納得も共感もすることは出来なかった。ここまで相手を信じすぎる行為には依存以上の狂気を感じてしまう。
ちなみに「納得できない」には、再会する前に終わるなよ!が一割含まれていることも付け加えておく。
難しい問題をテーマにした物語として考えさせられることが多くあった。その点ではいい物語だったと思う。但し、途中から甘さも切なさも感じなくなってしまって、ラノベブコメとして青春小説として欲しい、若さ、爽やかさ、健全さからかけ離れた物語になってしまったのが残念だ。

8/14の雑談

台風一過

午前中は風が涼しくて過ごしやすかったのに、午後からは猛暑に(;´Д`;)



お盆

とか言う糞行事、この世から消したい。(←ほぼ毎年言ってる)
坊主に金を払わなきゃいけないのも業腹だが、何がもったいないって諸々の食べ物。
今の時期、例えクーラーが効いた部屋であっても置いておけばすぐ痛むのに、何であれやこれや用意しなくちゃいけないのか。
今の日本の気候と食品ロス問題が叫ばれる時勢に合ってないんだよ。



家庭菜園

外:台風被害なし
キュウリもシシトウも倒れることもなく無事。
チェックついでにキュウリの枯れた葉を落とした。濡れたまま放置すると腐るので。


ベランダ:二十日大根、抜く。

四十日以上経っても、ご覧のように全く膨らまず
菜っ葉として炒めて頂きました。

J1 第25節

G大阪 0-2 清水


今季初の連勝キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
なんか色々諦めたら急に勝ち始めたw
二試合連続クリーンシートの奇跡。しかも途中交代のコロリとカルリーニョスが得点と選手交代がズバリ的中。リカルドさん、実は有能なのでは?
後はピカチュウをケガさせないように、乾を不貞腐れさせないように使ってもらえれば大崩れはしないんじゃないかな? たぶん、きっと。
次はホームで勝ちたいが、、、欲を出さないようにしないと(戒め

第104回全国高校野球選手権大会 第9日

第一試合
横浜(神奈川) 2-3 聖光学院(福島)

点数差は1点しかなかったが、それ以上の実力差を感じる聖光学院の勝利だった。
エース佐山は低めの両コーナーに投げ分ける素晴らしいコントロールで5安打2失点完投。守備もノーエラーでその好投に応えた。打っても横浜の倍以上の11安打。それで3点しか取れなかったことが唯一の反省点か。
一方、横浜はエース杉山は明らかにいつものコントロールがなく、打線も回の複数安打のない単発5安打。それでも2点取った攻撃の上手さは流石名門校だったが……。今年の横浜は打てな過ぎた。



第二試合
二松学舎大付(東東京) 7-5 社(兵庫)

社、終盤猛追も一歩及ばず。
二松学舎大付は二番手重川が誤算だったが、5回までに7点リードした貯金で逃げ切り勝利。一年生の四番片山のホームランを含む2安打2打点の活躍が光った。
社は後半試合を大いに盛り上げてくれたが、如何せんエンジンのかかりが遅すぎた。あとは5失策の守備。5回に守備のミスで追加点を与えてしまったことが最後まで響いた。



第三試合
大阪桐蔭(大阪) 19-0 聖望学園(埼玉)

25安打19得点。大阪桐蔭さん、聖望学園投手陣を無慈悲に粉砕する。
初戦先発した川原以外全員出場で、控え選手も甲子園を経験……するだけならいざ知らず、誰が出ても打ち、誰が投げても抑える。えぐい。
初戦の硬さが取れたら大差もとは思っていたが、それ以上だった。聖望学園にはお気の毒様としか言いようが(^^;

第104回全国高校野球選手権大会 第8日

第一試合
有田工(佐賀) 3-5 浜田(島根)

6回に集中打で勝ち越した浜田が逃げ切り勝ち。
浜田は立ち上がり以降は内安打しか打たれていなかった先発波田を5回でスパッと交代。これが功を奏したか。
有田工は敗れはしたが、珍しい投手で一番打者の塚本が投げては完投、打っては全打席出塁と大車輪の活躍を見せてくれたり、八番山口が左右の打席をコロコロ代えるなど、常識に囚われない面白い野球を見せてくれた。まあ打席コロコロは、本人に打つ気が見られないのと、一々ベンチ見てから打席を代えるのが遅延行為に見えたから不快だったけど。案の定審判に注意されてるし。



第二試合
九州学院(熊本) 14-4 帝京五(愛媛)

九州学院の打棒が爆発。19安打14点で帝京五に快勝した。
九州学院は先発全員複数安打と一番から九番まで満遍なく打って、切れ目のない打線を披露。おまけに熊本大会は不調、この試合の序盤でも調子の悪そうだった四番村上が、一本のヒットをきっかけに最終打席で力強い当たりを飛ばしていたのが今後に向けて好材料
帝京五は3回までは毎回得点で追いすがったが、その後は突き放される一方に。守備のミスが大量失点に繋がってしまったのが痛かった。



第三試合
智弁和歌山(和歌山) 3-5 国学院栃木(栃木)

今年最後に登場の昨年王者、まさかの初戦敗退。
国学院栃木は序盤に投手をどんどんつぎ込み相手の目先を変えると共に、エース盛永の負担を減らす作戦が大成功。打線では絶好調6番長田の4安打3打点の活躍が光った。
智弁和歌山三者凡退は7回の1イニングだけと毎回のようにチャンスは作っていたのだが、三併殺もあり3点止まり。待たされて実戦から離れてしまった弊害と、一戦経験しているかどうかの差が出てしまったか。昨年優勝チームとはいえ、年が変われば別チームだからねえ。



第四試合
敦賀気比(福井) 8-6 市船橋(千葉)

序盤は劣勢も中盤からペースをつかんだ敦賀気比が逆転勝利。
市船橋としては前の試合で2回途中KOの坂本が4回1失点、その間に3得点で2点リードと4回までは理想的な試合運びだったのが、エース森本が7失点の大誤算。また四番片野も併殺打二つを含む5タコとこれまた大誤算。エースと四番が機能しないで勝つのは難しい。
敦賀気比は勝つには勝ったが、エース上加世田がKOされた1回戦同様全体的に球が高く四死球も多く、どう見ても本調子でないのが気がかり。