いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ライトノベル

「レプリカだって、恋をする。3」榛名丼(電撃文庫)

オリジナルがやりたくないことを押しつける身代わり、〈レプリカ〉だった私だけど、その役割を失って。 「素直が何を考えてるか分からなくて、怖い」 そんな思いを抱えながら、季節は冬に向かっていく。 素直が修学旅行に行っている間、私はアキくんと一緒に…

「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー (7)」佐島勤(電撃文庫)

シャンバラ探索から帰国した達也たち。USNAに眠る大規模破壊魔法[天罰業火]を封印するため、再度旅立とうとする達也に対し四葉真夜は出国を許可しない。達也を国内に留まらせ、国内の抑止力としたい四葉家の裏のスポンサー東道青波の意向に沿うためだ。達也…

「七つの魔剣が支配する XIII」宇野朴人(電撃文庫)

呪者として目覚めたガイは、力の制御が可能となるまで一時的に剣花団を離れることになり、メンバーに動揺が走る。しかも、オリバーたちは上級生として研究室選びの時期を迎え、各々が自分の将来を考えなければならない。徐々に、しかし確実に、彼らの関係性…

「性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話」犬甘あんず(角川スニーカー文庫)

吉沢わかばの幼馴染、梅園小牧は完璧である。品行方正で才色兼備な優等生……というのは表向きで、人を見下す性悪女だ。 私はそんな小牧に勝ちたいあまり、大事なものを賭けてでも勝負を取り付け――結果は私の負け。そして、「わかばが、自分の意思で、私にキス…

「継母の連れ子が元カノだった11 どうせあなたはわからない」紙城境介(角川スニーカー文庫)

二年生になってすぐのこと。「好きです。付き合ってください」水斗に告白してきた相手は、まさかの明日葉院蘭だった! 生徒会役員にして、この学校で一番の男嫌いと言われる女子。そんな違和感だらけの告白が冷めやらぬまま、やってきたのは沖縄修学旅行!! 旅…

「甘党男子はあまくない ~おとなりさんとのおかしな関係~」織島かのこ(メディアワークス文庫)

ごく平凡なOL・胡桃のストレス発散方法はお菓子を作ること。ある日失恋のショックで大量に焼き上げたお菓子をお隣さんに差し入れをすることに。口も態度も悪いお隣さんだったが、胡桃の作ったお菓子を大絶賛。どうやら彼は甘いものをこよなく愛する甘党小説…

11月の読書メーター

読んだ本の数 :9 読んだページ数:2752 二桁いかんなー。 時間がないわけではない。タイトルやあらすじで読みたいと思わせてくれる本が出ない。 今月のベスト 「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 巡る季節のミネストローネ」友井羊(宝島社文庫)

「ロクでなし魔術講師と禁忌教典24」羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

熾烈な決戦の末、アルザーノ帝国は救われた。だが崩壊する天空城からグレン=レーダスが帰ってくることはなかった。 「これが本当に、最後の戦いよ! 絶対に先生を取り戻して、皆で文句の一言でも言ってやろうじゃない!」 システィ、ルミア、リィエル、ナム…

「安達としまむらSS」入間人間(電撃文庫)

体育館の二階で出会って、美人だなーとは思っていた。同時にやつは、わたしの三倍ぐらい不良だなとも。 本人の柔らかい印象のせいだった気がする。最初に名前を聞いて、浮かんだ名前はひらがなだった。 卓球場から、マンションまで。女子高生からOLまで。サ…

「安達としまむら99.9」入間人間(電撃文庫)

「おかえり。仕事疲れたでしょ」 「うん。あ、でもしまむらの顔見たら疲れが吹っ飛んだ……みたいな……」 「ほーう。じゃ、元気なとこ見せて」 「え……。げ、げんきー」 こんな調子で、私たちはずっと続いていくんだろうなあ。たぶんおばあちゃんになっても。ひ…

「ソードアート・オンライン IF 公式小説アンソロジー」川原礫 他(電撃文庫)

“もしも”をテーマに『SAO』の世界を自由に描く公式アンソロジー小説! 『ガンゲイル・オンライン』や『クローバーズ・リグレット』だけじゃない! 『魔法科高校の劣等生』×『SAO』の幻のコラボ掌編も収録! グルメあり、ゾンビやアンデッドあり、そしてキリトが…

「異世界のんびり農家16」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

行方不明の伯爵を捜索しに行き、あっさり見つける村長一行。 伯爵が無事だったことを喜び、村に帰ってのんびりしているところに大勢の天使族がやってきた。 天使族の事情をききつつ、季節は秋から冬に。冬の生活を楽しめるようになったころ―― 五ノ村では銀狐…

「Unnamed Memory -after the end- III」古宮九時(電撃の新文芸)

「だからどうか、王になって。私の民を救って」 呪具の一部であった本を焼いてから約百年後、オスカーとティナーシャは東の大陸にわたり、残る呪具の捜索にあたっていた。未だ情勢が安定しない地域も多い中、彼らは幼い兄弟を拾う。 兄弟は行方不明になった…

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー2」大森藤ノ(GA文庫)

それは神の眷族が紡ぐ歴史の欠片――。 「会いに行きます……アストレア様」 迷宮都市がヘスティアvsフレイヤの『戦争遊戯』の準備に沸く中、リューはひとり、都市を発った。 向かうは遥か東、剣製都市。 その地で待つ女神に会うため、力を求めるため、そして自…

「豚のレバーは加熱しろ(8回目)」逆井卓馬(電撃文庫)

ジェスと一緒にいたい。離れたくない。だが、現実逃避し続けることもできない。 王朝と解放軍の亀裂は深まるばかりで、シュラヴィスはノットに決闘を挑んでしまった。間に立てるのはジェスと俺だけ。なんとしてでも戦いを止めなければ! 奔走するうちに解き明…

「組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い」有象利路(電撃文庫)

「……大っ嫌い!」「奇遇だな。おれもだ」 かつて敵対する異能力者の組織に属し、反目し合う目的のために殺し合っていた二人。《羽根狩り》の異名を持つ犀川狼士と、《白魔》と呼ばれる最強の異能力者・柳良律花。血で血を洗う毎日を過ごし、まともな社会経験…

9月の読書メーター

読んだ本の数 :7 読んだページ数:2063 月後半に読みたい本が出なかった関係で、冊数は先月の約半分、ページ数は40%に。 今月のベスト1 「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件8.5 小冊子付き特装版」佐伯さん(GA文庫)

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか19」大森藤ノ(GA文庫)

「学区が帰ってきたぞぉぉぉ!!」 美神の派閥との戦争遊戯が終結し、慌ただしく後始末に追われる迷宮都市に、その『船』は帰港した。 『学区』。ギルドが支援する、移動型の超巨大教育機関。 ひょんなことから学区に潜入することとなったベルだったが、ある…

「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件8.5 小冊子付き特装版」佐伯さん(GA文庫)

自堕落な一人暮らし生活を送る高校生の藤宮周と、“天使様”とあだ名される学校一の美少女、椎名真昼。 ふとしたきっかけから徐々に心を通わせ、いつしか惹かれ合っていき、お互いにかけがえのない相手となった二人。 かたちを変えた関係のなかで紡がれた、様…

「はたらく魔王さま! ES!!」和ヶ原聡司(電撃文庫)

真奥がまさかの高額当選!? 衝撃に揺れる魔王城の行方は――!? 趣味が無いと悩む恵美のため、アシエスや千穂たちとボーリング&カラオケ!? いつもの日常話に花が咲く傍ら、自身の過去に思いを馳せる恵美。これは、本当の戦場も戦闘も、まだ人の死も知らない。そ…

「異世界転移、地雷付き。9」いつきみずほ(ドラゴンノベルス)

ナオたちが、メアリとミーティアの獣耳姉妹の訓練を兼ねて探索を続けるダンジョンは、階層ごとに異なる果物が実り、様々な食材が手に入る豊かな場所だった。上質なミルクに新鮮なジャム、アイスにてんぷら、焼き魚……ダンジョンや大地の恵みを生かし、ナオた…

「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん7」燦々SUN(角川スニーカー文庫)

大波乱の学園祭は、政近の奮闘(※本人的には黒歴史!?)によってアーリャさんへの大きな追い風となり幕を閉じた。 (もっと私を、私だけを見て。私だけのパートナーでいて) 募る想いを抱きながら、アーリャさんは政近と共に次なる行事・体育祭に向けて動き出す! …

「義妹生活9」三河ごーすと(MF文庫J)

学校では『恋人』、家では『兄妹』。すりあわせによって適切な距離を見つけた悠太と沙季だったが、直後、両親のいない『完全に二人きりの二日間』を過ごすことになってしまう。 果たして二人は適切な距離を保ち続けられるのか……。一方、学校のイベント、友達…

「獄門撫子此処ニ在リ」伏見七尾(ガガガ文庫)

獄門撫子。化物すら畏怖する凶家『獄門家』の末裔。化物を喰らうさだめの娘。それなのに……自らを怖れぬ胡乱な女、無花果アマナとの出逢いが撫子を変える。花天井に潜むもの。箱詰人身御供。あざなえる呪い紐。人を取り替えるけもの。次々と怪異に挑むうち、…

「透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。」志馬なにがし(GA文庫)

「打上花火、してみたいんですよね」 花火にはまだ早い四月、東京の夜。 内気な大学生・空野かけるはひとりの女性に出会う。名前は冬月小春。周りから浮くほど美人で、よく笑い、自分と真逆で明るい人。話すと、そんな印象を持った。最初は。 ただ、彼女は目…

「魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く」佐島勤(電撃文庫)

2097年8月、世界に衝撃が走った。ひとりの魔法師が大国に対抗する実力を示したのだ。 その魔法師の名は司波達也、「触れてはならない者たち」と恐れられる四葉家の一員にして、当時まだ18歳の高校生であった。 この事件を契機に、彼は世界から恐れられ、現状…

「おいしいベランダ。 亜潟家のポートレート」竹岡葉月(富士見L文庫)

まもりの妊娠が分かって、幸せいっぱいの葉二。同時に新居や出産など、やることは盛りだくさん。 ところが葉二は育休を取れないと判明――! 二人は里帰り出産と準備を分担して乗り切ることを決める。 決意のもと、まもりは妊娠中も飲めるお茶や、葉二が収穫し…

「石狩七穂のつくりおき 猫と肉じゃが、はじめました」竹岡葉月(ポプラ文庫ピュアフル)

派遣切りにあい求職中の七穂は、疎遠になっていた親戚の隆司が鬱で休職したと聞く。エリート街道まっしぐらのイケメンだった隆司だが、今や祖父の残した古民家に閉じこもり、盆栽いじりと居ついた猫の相手をするほかは、万年床で寝るばかりのとぼけた青年に…

「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?17」手島史詞(HJ文庫)

聖剣を破壊し、そこに封印された天使を解放するべく調査を開始したザガン。さらには暗躍するマルコシアス一派や、魔族の出現など様々な難題を抱える中、ザガンは新たな一手を打つ。 それは、現存する最古のフォルネウスとの交渉。 その交渉役としてシャック…

「アルゴノゥト前章 道化行進 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚」大森藤ノ(GA文庫)

『アルゴノゥト』 『神の恩恵』など存在しなかった、古代初期を舞台にした物語。 今も数々の説話として受け継がれる、一人の男の英雄譚。歴代の英雄の中でも、圧倒的にひ弱で、冴えない英雄。しかし彼を『始まりの英雄』と呼ぶ者もいる。 何故、アルゴノゥト…