いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



しにがみのバラッド。〈9〉 (電撃文庫)

しにがみのバラッド。〈9〉しにがみのバラッド。〈9〉

セガワ ケイスケ
メディアワークス 2006-08

by G-Tools

 真っ白な少女は、空にたゆたっていました。
 そこは、
 不思議なくじらが舞う世界。
 忘れものの森。
 電波塔の上。
 海が近い街のどこか……。
 傍らには真っ黒な猫の姿をした仕え魔がいました。
 少女は、死神でした。
 それは、ひとびとの命を運ぶ存在。
 真っ白な少女は、ひとびとと関わり、交わり、そして変えていくのです。
 これは、白い死神と黒猫の、哀しくてやさしい物語。


セガワ先生の迷走再び_| ̄|○
これはなんのファンタジー小説ですか?。・゚・(つД`)・゚・。
6巻で“やさしさ”をなくし、7,8巻で持ち直してきたと思ったんだけど・・・
普通の少年少女の恋とか人の死を乗り越えて強くなっていく姿とかを見たいわけで、モモ以外の部分をファンタジーにされると話自体がぼやけてしまう。



どうか――どうか、ハセガワ先生が原点に還ってくれますように。



話毎の一言感想
●ニノ。
これなんて.hack
しかも救いというかやさしさがない。
また6巻の状態に逆戻り?


●午後の猫。
漠然としていて毎回冒頭と巻末にあるショートショートの延長みたい。


●金魚の泪。
9巻では一番しにがみのバラッド。らしい話
でも途中で切れてる感じは否めない・・・


●ひかれあう星の顚末。
momo extra.9
これはなんだかスタート地点に戻ってきてしまった感じ。この後どうするつもりなんだろう?

甲子園 6日目

第一試合
延岡学園(宮崎) 0−7 青森山田(青森)


今大会初の完封ゲームで青森山田が完勝。
青森山田野田はボールが適度に荒れていて打者が狙いを絞りづらく、熱い中尻上りに球のキレがよくなり、何より終始リズムが良かった。
延岡学園大西は肘痛をおしての力投も球が高めにいくことが多く2回に2HRなどで3点、4回にも中押し点を取られ、8回には2番手斉藤がダメ押し点を取られ万事休す。
攻撃陣は8回以外毎回ランナーを出したがあと一本が出なかった。



第二試合
桐生第一(群馬) 6−5 佐賀商(佐賀)


桐生第一鮮やかな逆転勝ち。
3回までの攻防を見ると9回までに何点入っているんだろうと思ったが、桐生一2番手鹿沼と立ち直った佐賀商大隈の頑張りで中盤からは落ち着いた展開に。そして8回佐賀商大隈が疲れからかストライクとボールがハッキリしだしたのと、桐生一の打者の目が慣れてきた事が重なり4連打で鮮やかに逆転。
桐生一は地方大会も射越−鹿沼のリレーで勝ち上がってきたみたいだけど、なぜ鹿沼を先発させないのかわからない。スタミナがないわけでもないようだし、試合を作るという点でどう見ても鹿沼の方が適しているように見えるのだが。



第三試合
東洋大姫路(兵庫) 4−2 甲府工(山梨)


東洋大姫路が終盤迫られるも逃げきり勝ち。
甲府工は石合−土橋の継投で東洋大姫路を6安打に抑えられながらもヒットを得点を取った回に集中され効率的に4点を取られた。
東洋大姫路乾は味方の守備に足を引っ張られながらもコーナーを丁寧につくピッチングで甲府工の反撃を2点に抑えた。
どちらかというと甲府工の方が押し気味だったが、この結果はここ一番の集中力の差か。



第四試合
専大北上(岩手) 0−4 福岡工大城東(福岡)


190cm近い長身から投げ下ろす専大北上小石とサイドスロー福岡工大城東梅野、共に130キロ後半のストレートを投げるタイプの違う好投手同士の投げ合いは、地方大会のチーム打率.282の専大北上と.353福岡工大城東の打力の差がそのまま結果に。
小石は2回は味方のエラーで5回は2アウトランナー無しからの失点で少しもったいない失点だったのが悔やまれる。一方梅野は被安打5四死球2で見事な完封。専大北上は結局最後まで梅野のアウトコースの球が打てなかった。