いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「末代まで! LAP2 丑三つトライアングル」猫砂一平(角川スニーカー文庫)

末代まで! LAP2 丑三つトライアングル (角川スニーカー文庫)
末代まで! LAP2 丑三つトライアングル (角川スニーカー文庫)

《老婆走》に欠かせないもの3つ。騎手、幽霊、そしてターボババア。三号のパートナーはお岩、でも婆がいない――よろしい、ならば《婆狩り》だ! 街外れの山中に出没する、漆黒の婆の噂を耳にした三号は、お岩、花子と山に向かう!――野生婆に実力を認めさせなければ我がものにはできない!! 果たして三号、愛婆獲得なるか!? その上お岩と三号の間には暗雲発生の予感! ますます充実の、超高速オカルト・ラブコメLAP2、スタート!!


散々引っ張ってこの答え? この終わり方? スッキリしないことこの上ない。
なんなのこの答え。三号は朴念仁てタイプじゃないから初めから違和感はあったけど、これは自意識過剰×2なだけで三号は何も悪くないじゃないか。意味分からん。
それにまるで解決をみないこのラストにはどんな意図が? 最後にニヤニヤが待っていると思っていたからこそ、何の進展もないヤキモキ展開でも読めていたのに、この煮え切らないラストはないだろう。
続きでもなくバッドエンドでもないのに、めちゃくちゃ読後感が悪い。
1巻の後半の強引さもそうだったけど、ラブコメのセンスが感じられない。
レース以外に見所ないし続きはもういいや。