いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「放課後は無敵ですが、何か? 召喚ばれてみれば、一騎当千」秋水(角川スニーカー文庫)

放課後は無敵ですが、何か? 召喚ばれてみれば、一騎当千 (角川スニーカー文庫)
放課後は無敵ですが、何か?  召喚ばれてみれば、一騎当千 (角川スニーカー文庫)

逍遥館高校の学生寮には秘密がある。生徒たちは皆、異世界の姫・ハルカに召喚される一騎当千、“俺TUEEE”な能力を持つ“龍仙士”とたちなのだ! そんな学生寮に入寮した転校生の竜夷も龍仙士として召喚されたけど、仲間たちと違い、なぜか無能力な役立たず!? こんなんで一目惚れしたハルカが籠城する城を、敵の大軍から守りきれるのか!? 敵は3万、見方は1000人。大逆転劇が、いま始まるよ? 高校生無双のバトルファンジー

三国志風RPGのような世界を夢で体験する戦記ファンタジー



う〜ん、、、舞台やキャラは悪くないのに面白く感じない。
最近流行りのMMORPG小説を夢に置き換えた発想や、死=完全離脱なシビアな設定は悪くないと思ったのだけど、そこからの細かい設定がどれも借り物っぽい。穴もあるし(あれだけ抱きしめたりなんやかんやしておきながら、あのラストシーンはないよ(^^; )
キャラクターも、誰もが心に傷を持つ重めの設定は良かったのに動きが単調というか台詞がこれまた借り物っぽいというか。
加えてストーリーも予定調和でサプライズがなく、よく既視感に襲われる作品だった。驚きがあったのは表紙を飾ったキャラの扱いくらいか。
帯に新シリーズってあるけど、ここで終わらせても問題なさそうな終わり方をさせてるから、それなりに売れたらって感じかな。

お返事

◆影武者さん
本編の終わり方もそうすが、あとがきの最後の言葉が「次回でお会い致しましょう!」(1巻)→「また次がありましたらお会いしましょう」(2巻)→「またお会いしましょう」(3巻)と、段々とテンションが下がっているので望み薄のような気がしてます(^^; P.S.のネタも「やらない」と言い切っちゃってるし。