いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「Only Sense Online 4 ―オンリーセンス・オンライン―」アロハ座長 (富士見ファンタジア文庫)

Only Sense Online (4) ―オンリーセンス・オンライン― (富士見ファンタジア文庫)
Only Sense Online (4) ―オンリーセンス・オンライン― (富士見ファンタジア文庫)

【センス】と呼ばれる能力を組み合わせ“唯一”の強さを目指すVRMMORPG―「オンリーセンス・オンライン」
【生産ギルド】の設立に貢献したにもかかわらず、マイペースにソロプレイを貫くユン。しかし、その才能が知れ渡り、他のギルドからのしつこい勧誘に襲われる。対処しきれないユンは、ほとぼりが冷めるまで、各エリアを放浪し雲隠れしていた――。
その道中で出会ったのは、レベルに見合わない無謀な冒険をしていた二人の新人プレイヤー。ユンは、彼らの先輩として指導教官を務めることに!? さらに、未だ知らぬ生産素材を求めていくうちに、巧妙に隠されたある“クエスト”を発見し――!?


変わらない安定した面白さ。
ただ、生産ギルド創立イベント、ギルド勧誘問題、大型クエスト、生産依頼etc……あっちこっちに手を付けて、どれもが中途半端なうちに終わってしまって首を捻っていたら、5巻と前後巻構成だったようだ。なるほどそれでか。
おかげでどうにもスッキリしない。特にギルド勧誘問題、ここが決着を見ないとね。
しかし、サクサクプレイを魅せていく作品だと思っていたので、ネットゲームの嫌な面を扱うのは意外だった。作風に合せてかそれほど悪質な嫌がらせの描写は無いけど、ユンの初期対応が悪手なのが妙にリアルなんだよね。
そんな訳で、盛り上がるかどうかは次巻次第なエピソードばかりだったので、大きな出来事というと新キャラの追加か。
【素材屋】エミリオ。今まで生産仲間は先輩しかいなかったユンにとって、同じ目線で語れる仲間の存在は大きいだろう。実際、彼女と一緒に毒ナイフをあれやこれやと思考錯誤しているシーンが一番ユンが生き生きしていたし、読んでいても面白かった。
それに、彼女の言動は色々と意味深。あの眼差しはラブコメの波動と腐の視線のどちらとも読み取れるのだけど、、、どっちでも面白そうだからどっちでもいいかw
兎にも角にも「おあずけ」が多いので早く5巻を。



何人か新たにキャラデザが出てきたが……クロードもミカヅチもイメージと違う。
なんで全員美形にしちゃうかな(´・ω・`)