いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



黄昏色の詠使いVI そしてシャオの福音来たり (富士見ファンタジア文庫)

「そしてシャオの福音来たり 黄昏色の詠使いVI」細音啓富士見ファンタジア文庫
黄昏色の詠使いVI  そしてシャオの福音来たり (富士見ファンタジア文庫―黄昏色の詠使い (174-6))

「あなた、シャオと何から何まで反対ね」
薄布の向こうから聞こえたものは、声というより――ひとつの旋律。
虹色名詠士・カインツに連れられて、フェリ・フォシルベル城を訪れたネイト。そこで出会ったのは、“歴史上最も美しい声”を持つ姫君、ファウマだった。彼女がネイトに投げかける、謎めいた質問の意味とは――?
さらに、ネイトとクルーエルの愉快で危険な(?)学園生活など、色とりどりのエピソードを束ねてお贈りする、詠う召喚ファンタジー
禁じられた旋律が今、知られざる物語を奏でる――。

シリーズ初の短編集。ドラマガ連載分<書き下ろしとお得感あり。


コメディに5巻の補足にこれまでの謎の整理と、まさに間奏といった一冊。
予想以上にコメディタッチの話が多かった。それぞれコメディとして際立って面白いわけではなかったけど、4,5巻と緊張の糸が張り詰めた状態で来たから、ホッと一息つけた感じ。一番笑えたのは黄奏かな。主題のレースはそれでいいのか?って内容だったけど、外野で騒いでる人たち(特に爺二人)のやり取りが面白かった。
個人的に好きなのはコメディではなくLOVE成分多めな赤奏と虹奏。母子揃って初々しいなぁ、性格は対極だけど。また赤奏はこの作品らしいやさしい空気が、虹奏はカインツがどれだけイブマリーを好きなのかがひしひしと伝わってくるのがいい。
次の山に向けての一呼吸として十分な内容。最後の禁律・空奏で敵?の顔触れも揃ってきたみたいだし、エピソード2が楽しみ。



一部 時系列が分かりにくい気がしたのでまとめてみた。
↓ちょい縦長なので伏せ。興味のある人だけどうぞ
( )内は判断理由


虹奏(イブマリーやカインツの学生時代)
 ↓
 ↓
第1巻(夏休み前)青奏(ネイトがトレミアに来て2日後=1巻の途中)
 ↓
赤奏(ネイトとクルーエルの距離から察するに1巻直後)
 ↓
緑奏(まだ夏休み前のようなのでおそらくここ)
 ↓
第2巻(夏休み)
 ↓
第3巻(夏休み明け)
 ↓
第4巻
 ↓
第5巻
 ↓
禁律・夜奏(5巻直後?)
 ↓
白奏(「暖かで穏やかな陽射し」=夏ではない&クルーエルが元気)
 ↓
黄奏(秋+登場人物)
 ↓
禁律・空奏(もうすぐ冬)
 ↓
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