いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ラドウィンの冒険 (電撃文庫)

「ラドウィンの冒険」水藤朋彦(電撃文庫
ラドウィンの冒険 (電撃文庫)

まだ魔法が生活に潤いを与えていた時代。
少年ラドとセネマは、騎士の試験を受けるために立ち寄ったとある街で、貴族の少女・エニルと出会う。しかし彼女は、なぜかラドだけにしか見ることができず、生まれた記憶すら持っていなかった。
どうやら精霊であるらしいエニル。彼女の記憶を取り戻すため、ラドは共に旅に出ることを決意する。宿り主を持たない精霊エニルが、消えてしまう前に。
電撃文庫が贈る、剣と魔法のファンタジー


オーソドックスな正統派冒険ファンタジー
悪くはない。キャラはちゃんと個性もあるし世界観や展開も考えられて、それなりに楽しめる。が、読み終わった後にこれといって強く印象に残るものがない。
細かいことを言えば後半になると展開が忙しなくなって場面転換が雑になるとか、拾われない無駄な伏線が多い(続刊狙ってる?)とかあるのだが、それ以上にあるものが足りない。
ボーイミーツガールなのに圧倒的にラブが足りない。
脳内でそう変換できなくはない言動はあるけど、もっと表に出していいと思うわけですが。
そのせいでラドがエニルを助ける理由は薄いし、セネマのカミングアウトももったいないし、何よりエニルの正体発覚以後のシーンの感動が薄い。
そればっかりではただのラブコメになってしまうけど、やっぱり男女の関係は物語のいいスパイスだと思う。