いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



廃墟ホテルへようこそ。2 (GA文庫)

「廃墟ホテルにようこそ。2」松殿理央(GA文庫
廃墟ホテルへようこそ。2 (GA文庫)

「おお〜〜〜〜〜〜!」
その日廃墟ホテルの食堂は騒然となった。きゃろるが入居一ヶ月を記念して人外たちにお弁当を作ってくれたのだ。
「花冠だぁ」
バルトは身をのけぞらせて絶叫し、ビショップは号泣する。ふだんは貴族らしいふるまいのドラドラ伯爵ですらが、牙をむきだしにして弁当箱の奪い合いをするほど。
「このお弁当は僕のものだよ」
「いや、それは俺んだ。俺が今決めた」
みんなきゃろるが大好きなのだ。
だがその日、きゃろるの体に封じられた黒薔薇の光輝はひっそりと動き始めていた……。
廃墟ホテルで繰り広げられるフェロモンコメディ第2弾!


あれ? 1巻の軽快なバカさ加減はどこ行った?
一番初めの弁当争奪戦を読んだ時には、廃墟ホテルが帰ってきた!と思ったのに。
おバカコメディを楽しみにしていたのに一番良かったのはシリアスな第2章。廃墟ホテルの面々の一体感ときゃろる愛がよく出ていたし、少年少女の成長もあって読み応えがあった。でもそれ以外は・・・。
今回は舞台が廃墟ホテルよりも学校が多め。学校では廃墟ホテルの面々がいないのはもちろん、内容的にもきゃろると一ツ橋が押しの強い人たちに振り回されているだけでこれといって面白みがない。
そして最大の絶望は一番最後。無理やり綺麗にまとめました感たっぷりの打ち切り臭漂う終わり方。
うーん、これで終わりなのかなぁ? それならせめて廃墟ホテル内で妖怪達との話を読みたかった。