いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「くじびき勇者さま 11番札 誰が真くじびき聖女よ!?」清水文化(HJ文庫)

くじびき勇者さま11番札 誰が真くじびき聖女よ!? (HJ文庫)
くじびき勇者さま11番札 誰が真くじびき聖女よ!? (HJ文庫 し 2-1-11)

驚くべき手段で西大陸に乗り込んだメイベル。しかしまだまだ、その勢いは止まらない。現地でも新しい技術を次から次へと思いつき、投入して、戦況を変えていく。
東大陸での戦闘から願い続けてきた「なるべく被害を出さない」というメイベルの思いは、西大陸の人々に、そしてドラゴンたち相手に、果たして届くのだろうか?


おおっ! ラヴがあるよ!
作者がそっち方面は苦手らしくラヴ成分はほとんど無いかあってもあっさりなのが通例なのだけど、予想外の展開かつ予想外の人で二重にビックリ。あの人は厄介ごとを押し付けられるババを引く係だと思ってたんだけど。
一方で朴念仁&お子ちゃまコンビは最後まで相変わらずで、パセラペアのあっさり具合なんかはらしかったけど。


さて、佳境に入ったメイベルの物語は予想通りに、いや予想以上に順風満帆。暗殺という非常に防ぎにくい手段をどう対処するのかと思ったら・・・そうくるかw 工作員をただのバカにするとか、その発想はなかったわ。流石のゆるさ。
最後はやっぱりというかなんというか。うん、クラウさん後で飲みに行こうねw
メイベルが絶好調と言うことは薀蓄もいつも通り絶好調。
機械系電気系はもちろん戦争や農業に至るまで出るわ出るわ。今回一番興味を引いたのは圧縮空気自動車かな。作中で感じる疑問はあとがきで答えてくれてるし。ってジェニフィさん、平然と説明してるけどあなたよく死ななかったね(^^;
ところで、結局この世界は一年ちょっとでどれだけ技術革新が進んだんだろう? これだと僻地にいなくてもちょっと引き篭もってただけでタイムスリップした感覚に襲われそうだ。そう考えると少し恐ろしい。


これで波乱万丈に見えて実は順風満帆だったメイベルの物語はこれにて終了か。
有耶無耶にして終わらせたところがあるけどこれでシリーズ終了? それとも6番札の作者紹介に書いてあったようにメイベル編が終了? 
後者だと信じている。