いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ラッキーメイド天くん」わかつきひかる(HJ文庫)

ラッキーメイド天くん (HJ文庫)
ラッキーメイド天くん (HJ文庫 わ 3-3-1)

1億円でお金持ちに「買われて」しまった大黒天(おおぐろあまね)。でも彼を買ったのは小さいころ結婚の約束をした伊集院千早お嬢様だった! 千早は天にメイドとして働くことを強要。メイド服に身を包んだ天は清楚で愛らしい女の子に大変身! その日からメイドとして働く天だが、どうも彼の遺伝子が狙われてるらしく、あちこちから迫られ大ピンチ! 天の運命は!?


前半分はらしくてそこそこ面白かったのだが・・・
それなんてエロゲ?的な展開とジュブナイルポルノに片足をつっこんだダイレクトなエロ表現の数々は、さすがわかつき先生!と言わざるを得ない内容でニヤニヤもの。
それに主人公である天のキャラが良かった。どんな格好をしていてもエロコメディでもシリアスでも常に“男の子”だった天に素直に共感できた。
ただ、他が微妙なのでエロラブコメとしては薄味。
まずは相手の千早がそっち方面では子供過ぎたこと。天がドキドキしている場面でも千早の反応が薄くては面白さが半減。
それと後ろ半分が何故か経済戦争、ようするに株の話だったこと。株の話自体は別に悪いものではないのだが、それだけに必死で他が疎かになっている気がする。それまでエロさが影を潜めているし、ラブストーリーとしても天の物語としても内容が薄い。
前半で飛ばし過ぎたせいなのか、全体的にはチグハグな感じがする一冊だった。