一花が引き起こした事件の後、すっかり有名魔法士となった月子の日常は多忙を極めていた。そんな月子と同僚の唯里からバレンタインチョコをもらった十郎は、懐かしくもほろ苦い一花との過去を思い出す。一方、月子のクラスメイトの駿介は、ゲームセンターで不思議な少女と出会い、なりゆきで行動を共にすることに……。恋と事件に大忙しの第5巻!
連作短編風味の嵐の後の一休み&次への準備編。表面上は平穏な日常で各キャラの掘り下げがされている。
シビアな現実と落ち着いた月子の様子で忘れがちだけど、これは大人と小学生の物語なんだよなあ。子供達は成長を大人達は過去をと書き分けられているのを見て久々にそれを実感した。
キャラでいうと一番印象的だったのはやっぱり月子かな。今までにない積極性と今までとは違う種類の我慢が可愛い。
今回、特に好きな一文がこれ。
月子は飛びついて甘えたくなる衝動を努力して抑える。
こういう種類の我慢は年相応で可愛くていいね。
4巻の事件は事件自体もその後も月子にとって辛いことが多いから、そうやって自分を出してくれていることが、悪いことばかりではないと思えるのが良かった。
次はvs能勢かな?
予定通りの能勢より、予想外にキャラが立ってきているアデルの動向と、今回ちょい役ながら存在感のあった新キャラの乾父娘の絡み方が気になる。
