いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「三流木萌花は名担当!3」田口一(MF文庫J)

三流木萌花は名担当!〈3〉 (MF文庫J)
三流木萌花は名担当! 3 (MF文庫 J た 5-10)

突然、輪廻姫(本名・井中トメ子)が画材道具一式を抱えて孝一の家に押し掛けてきた。うやむやのうちに押し切られる孝一(PN・時任零路)だが、当然、あらぬ誤解をしちゃいそうな萌花(社長令嬢なのに萌えの伝道師として鬼軍曹の如く君臨する零路の担当編集の器用貧乏さん、って長いな)には明かすことができず、二人の秘密の共同生活が始まった。――のも束の間、さっそく孝一のおかしな態度に気付いた萌花がやってきて……!? 大混戦ラブコメラノベの若獅子・ミツルギファイヤー文庫の咆哮がとどろきわたる!?


エロさが足りない!
折角のプチ同棲だったのにお約束イベントが一つあるだけで、他にこのシチュエーションを生かしたイベントがない。何日も一緒にいたのに、2巻の合宿初日の方が内容が濃かったような。
それにお得意のマニアックエロイベントは突き抜けすぎ。大いに笑えたがエロさは感じなかった。
業界の話は、出版までの流れ、小売の仕組みに続いて今回はライトノベルの挿絵の話だったのだが、これもあまりつっこんだ話はなく「へー」と思うことが少なかった。
そんなわけで過去2巻に比べるとエロネタも出版関係の話も物足りない。
次はもう少s・・・って、あれ? 終わり?
それならそれらしい終わり方にして欲しかった。あれだけ頑張っていたのに最後まであまり報われなかった萌花が不憫だ。