いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「星刻の竜騎士 V」瑞智士記(MF文庫J)

星刻の竜騎士(5) (MF文庫J)
星刻の竜騎士 ? (MF文庫 J み 4-5)

エーコ覚醒事件の事情聴取からなんとか解放され、学院に戻ったアッシュたち。だが、学院長に赴任したシルヴィアの姉・ミラベルの命令により、アッシュとエーコはシルヴィアの部屋に同居することになる。エーコとシルヴィアの手料理を食べたり、シルヴィアに勉強を教えてもらったりといった、ひとときの平穏な日々を過ごすアッシュ。だが、ナヴィーからのメッセージを受けて、アッシュたちはマザー・ドラゴンに会いにアルビオンの森に向かうことになる。そこには、アッシュとシルヴィアが星刻を授かるきっかけになった、ふたりが7歳のときの〈オーファンの儀〉がかかわっているようで……!? 美少女ドラゴンが歴史を刻む本格ファンタジー追想の第五弾!


この流れなら最後までないだろう。そうなふうに考えていた時期が俺にもありました(AA略
触手シーンの強引なねじ込みにワロタwww



アッシュとエーコとシルヴィアの3人を中心に話が進む5巻。
エーコ本格参戦(ラブ方面)のための準備回というか、シルヴィアとアッシュの出会いの伏線回収回というか・・・一言でいうとキス回だなw
次々と女の子を増やしハーレム化一直線かと思われたが、ここにきてヒロインの絞り込みが始まった模様。といいつつ、しっかり女性キャラ増えてるんだけど。
大きな事件なしということでラブコメ色の強い今回の見どころは、恐らく今回限定のしおらしいエーコ。その庇護欲をかきたてる子犬的可愛さが素晴らしい。
一方のシルヴィアは、立場と恥ずかしさが勝って素直になれないいつもの調子で、がっかり感が強かったのだけど、最後の最後にきた! シルヴィア派歓喜の瞬間。なんて素晴らしい読後感。
しかし、これだけ明確にエーコvsシルヴィアの構図が出来上がっていると、他の娘が入り込む余地がなさそう。
それだけに次回予告の「レベッカさんの本気」が戦闘なのか恋愛なのか非常に気になる。