いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー2」三河ごーすと(電撃文庫)

ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー2 (電撃文庫)
ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー2 (電撃文庫)

TCGの要素を取り入れた異能アクションエンターテインメント「ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー」。皿次と新たなペアを組み、そのプロデビュー戦を控えた陽月は、対戦相手である寄辺兄妹の絶対防御と弓矢による遠隔攻撃に対抗するため、新たな力を習得して、皿次のスキルの活用法を模索していた。そんなある日、二人の前に“詐欺師の少女”が現れる。彼女は皿次を地下貧民街に連れ戻すと宣言し!? 注目の電撃大賞<銀賞>受賞作第二弾!!


二人とも可愛いなあ、おい(完全におっさんの感想w
まだカップルまではいかない、誰かに紹介されて付き合い始めてお互い気に入っているけど、どう接していいのかわからない、そんな初心なやり取りが延々と繰り返されるわけですよ。そりゃ、皿次に好意を寄せる二人じゃなくてもキーッてなったり知ってるけど教えてあげないってことになるよね。
さて、本題のウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネーは「嘘」をテーマにした皿次と陽月のプロデビュー戦。
どうやらゲームそのものよりその前の準備や根回しを大切にするタイプの作品になるみたい。1巻ではゲームのルールと道具の説明が多くて実戦までに時間がかかったけど、2巻もゲームは最後の一戦のみ。
でも、説明が少なくなって人物をちゃんと描いてくれているので、1巻よりもかなり面白くなった。試合自体はまだまだ説明が多くて間延びしているけど、全体的には大幅に読みやすくなった印象。
結末は許され過ぎているというか優しすぎるというか、納得いかない面があるけど、可愛い陽月を読むのが目的の80%だからまあいいか(ぉぃ



モノクロ挿絵は……急遽の代打で時間がないのは分かるけど「少しは似せようとする努力をしてください」と言いたい。