いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7」葵せきな(富士見ファンタジア文庫)

生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7 (富士見ファンタジア文庫)
生徒会の土産  碧陽学園生徒会黙示録7 (富士見ファンタジア文庫)

私立碧陽学園生徒会――そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが……え? 「生徒会の一存って終わったんじゃないの?」って。HAHAHA、YOUは面白いこと言うね。日本には「立つ鳥跡を濁さずということわざがあるのを知っているかな?
というわけで《みんな集まれ! 碧陽学園大合同二次会〜ポロリは無いよ!〜》の開催をここに宣言しよう!
ある意味ラスボス的な本妻、飛鳥や杉崎の妹、林檎も参戦。他にもあんなキャラや、こんなキャラなどオールキャスト総出演でお贈りする碧陽学園卒業式延長戦! 最後の思い出は「らしく」たくさんの笑顔で――これがみんなの愛すべき日常。

一応、最終巻。



ぐっだぐだでしたー!
いやまあ、この作品らしいと言えばらしいか。
本音を言えば、ここにきて新キャラとか1-C暴露大会とかではなく生徒会メンバーを出して欲しかったが、番外編の黙示録のほうだから仕方ない。予告された最終話で思う存分出てくれるだろう……そう思っていた時期もありました。
お待ちかねの最終話「碧陽学園大二次会!」はそれはもう最終話らしい最終話でしたよ。
でも、最後だからってこれまで登場したキャラをほぼ全員網羅する必要はなかったんでないかい。おかげさまでとってもカオス。長いシリーズなのでここまで来ると誰だっけ?ってキャラが多いこと。特に『企業』の方々は誰が誰かも話してる内容もよく分からないで読み飛ばしました。サーセン
そんな中で存在感を示したのが表紙まで奪取した幼馴染みの飛鳥。本妻パワーで生徒会メンバーをなぎ倒していく飛鳥さんマジパネェっす。 
で、肝心の生徒会メンバーはというと……存在感なし。最後なのに知弦さんの活躍が古時計だけとか凹むわーorz
番外編は番外編だったってことか。
そんなこんなで新生徒会の一存に続く。買うかどうかは微妙。