道守標【みちもりしるべ】は転入早々放送委員に任命されてしまった。もう一人の委員は後ろの席でいつも机に突っ伏していて顔もよく見えない永居昼音【ながいひるね】さん。しかも彼女は超の付く内気少女かつ小声さんで、お昼の放送は通称「おひるねタイム」なる無音放送と呼ばれていた。それでも放送を続ける昼音を不思議に思う標だったが、その理由がかつて人気を誇った声優・白瀬泉実【しらせいずみみ】への憧れにあると知る。それは標にとってちょっといわくつきの名前で……。つながる学園コミュ&コメディ開幕!!
転校生の主人公が極度の恥ずかしがり屋な放送委員のひるねさんを見守る話。
まあ普通。でも可もなく不可もなくではなく、可もあり不可もありで平均すると普通。
良いところはキャラクター。前作であれだけのキャラを出して捌いてきただけのことはある流石のキャラメイク。
一押しはツクちゃんこと矢立先輩。堅物で憎まれ役ポディションなのに、嫌味になる寸前のタイミングでのおっちょこちょい発動がにくい。他にも元気娘のサーヤや空回り教師の鍬田などキャラの濃さは申し分なし。
話自体も内気少女が勇気を出すいわゆるいい話で悪くないのだけど、問題は一人称の主人公。
前作で一話2ページ完結という極めてテンポのいいものを書いていた人とは思えないほど、主人公の一人語りが回りくどくて歯切れが悪い。しかも全体的に言い訳がましい。物語の中心になる秘密があるのである程度は仕方がないとは思うのだけど、最初から最後までこんな調子だと読んでいてあまり気持ちのいいものではない。
二人の関係の続きは気になるが、主人公があのままならあまり読む気が起きない。一部にカミングアウトして言い訳癖が収まってくれれば読む気がするんだけど。
