黒騎士ジェロームとの決闘を経て、兵達の信頼を得た皇姫アルティーナ。しかし、安息も束の間、蛮族が侵攻してくる。皇姫軍は軍師レジスの采配で勝利するも、その情報を掴んだ兄皇子より、ヴァーデン大公国有する難攻不落の要塞を攻略せよ、との命令が下る。皇姫軍の弱体化を狙った無理難題だが、従わねば反逆者にされてしまう。そこでレジスは言う、無数の砲台への対抗策があると。覇剣の皇姫と、読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第2弾！
本バカがこんなにモテるはずがない！
いや、読み手としては彼は魅力あるキャラクターなんだけどね。要らぬ気苦労を背負い込む中間管理職的なところとか、本の話になると脱線する癖なんかが共感出来るし。でもこれモテないでしょ。
そんなわけでレジスが何故だかモテモテで、２巻にして早くもハーレム展開。一人異物が混じってるけどｗ（エリちゃんは多分おにゃのこなので異物に入りません。着替えに乱入イベントいつかなー）
この中ならクラリス一択でしょう。性格というか冗談好きで愛嬌があるのが良いよね。身分的にも問題ないし。
さて、本題の方は要塞攻略。本格的に国取りの第一歩といったところか。
戦記物としては戦闘や戦術面での描写は濃くはないのでじっくり読み込むタイプではなく、戦場の雰囲気とそこにいる人の心理を読むの模様。その心理を手玉にとるように軍師・レジスの奇策がはまっていく爽快感がなかなか。まあ、難攻不落と銘打ったのなら、もうちょっと苦労してほしかったというのはあるが。
一巻で想像していたより大分軽い雰囲気になったが、その分サクッと読めて面白かった。
次は大規模な戦争はなさそうか。じゃじゃ馬を制御しなければならないであろうレジスの心労に期待（ぉぃ
