いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「バカとテストと召喚獣11」井上堅二(ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)
バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)

Aクラスとの勝負に水をさされてしまった明久【あきひさ】たちFクラス。しかも今度は二年生vs三年生の試召戦争!? 抗議も虚しく結局三年生に挑むことになってしまった二年生は、各クラス代表で会議を行うことに……。しかし「卑怯汚いは敗者の戯言」をモットーに勝ち抜いてきたFクラスへの風当たりは厳しく主導権を得られぬまま試召戦当日に――。「死になさいピッグマン!」「アキちゃん、お着替えしよ?」まさに勝敗は予測不能!? 遂にクライマックス突入の第11巻!!


最終巻一歩手前。最終エピソードは二年生vs三年生の全面戦争!
字面だけなら派手で最後に相応しいのだが、その実態は
・戦いは小競り合いをしているだけ。
・二年の首脳陣の作戦会議は根本が根暗を遺憾なく発揮してイライラ。
瑞希の留学の件はくれ騙し連発でヤキモキを通り越して呆れる。
・ボケはBLごり押しで笑えない。
・10巻に続き二回連続で準備回のような内容。
おいおい、全然面白くないぞ。と思っていたら、残り数ページで雄二覚醒きた!
250ページはこの為の捨て駒だったか。それなら仕方ない……で許せるのは上二つだけだがまあいいや。雄二の格好いい大見得のおかげで読後感は良く、次への期待は膨らんだから良しとしよう。
ちなみに笑いどころはあとがきにあった。2巻続けて一番面白いのがあとがきってのもなんか悲しい。