いつも月夜に本と酒

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「学戦都市アスタリスク 05 覇凰決戦」三屋咲ゆう(MF文庫J)

学戦都市アスタリスク 05. 覇凰決戦 (MF文庫J)
学戦都市アスタリスク 05. 覇凰決戦 (MF文庫J)

熱戦続く《鳳凰星武祭》準決勝第一試合。アルディの驚異的な学習能力やリムシィの飛行ユニットの存在が明らかになるも、紗夜の大技や綺凛の“連鶴”が効果を発揮し、試合は有利に進む。だが、アルルカントのタッグにはとっておきの隠し玉があり……。その一方で、フローラの誘拐が発覚。犯人は《黒炉の魔剣》の封印を要求してくる。レヴォルフの諜報工作機関──黒猫機関の関与を疑う綾斗達は彼らの縄張りである再開発エリアへ向かうが、そこで綾斗は偶然謎の少女に出会い――!? 「――なあ、綾斗。信頼できる仲間がいるというのは良いものだな」最高峰の学園バトルエンタ、《鳳凰星武祭》衝撃決着の第五弾!


ま だ 増 え る の か
表紙のキャラに見覚えが無いと思ったら案の定新キャラだった。しかもまた女の子ですよ。
あとがきによるとヒロインはこれで最後らしいが、俄かには信じられんw


その表紙の子は顔出しだけでメインは《鳳凰星武祭》の準決勝と決勝。
まずは紗夜+綺凛vsロボコンビの続き。
紗夜と綺凛の意地をかけた熱い闘志に、ロマン溢れる合体技まで出してきたロボコンビ。文句なしの盛り上がりで、これが前座ならこの後はどうなっちゃうの?と思ったのだけど……ここで燃え尽きた?
これまでのあれだけ苦労して勝ち上がってきたのはなんだったのと言いたくなる楽勝の準決勝。ロボコンビは準決勝で出しきってしまったらしく全く目立たず、綾斗が新しい技名を叫んだだけで勝ってしまった決勝。
結果に意外性がないのは全然気にならないのだが、主人公の戦いが盛り上がらないのは流石に拍子抜け。
シリーズとしても大風呂敷で盛り上がった一巻から段々テンションが下がってきてしまった。《鳳凰星武祭》が終わってキリもいいから切り時かな。