いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第97回 全国高校野球選手権大会 第十四日目

勝戦
仙台育英(宮城) 6−10 東海大相模(神奈川)



各場面での感想
三回表:4−0 佐藤世に連投の疲れが見えて、それを逃さない相模打線。ワンサイドゲームか?
三回裏:4−3 ショートのエラーから連打で一点差。面白くなってまいりました。
四回表:6−3 あー……世那はやっぱだめかなあ。
五回裏:6−3 ショート杉崎送球エラー2つめ。イップスに成りかかってる、やばい。試合の流れも育英に偏りつつある。
六回裏:6−6 同点! 不用意な四球を出すから。小笠原は変化球がキレとコントロールの両方悪くてストレートしか頼れる球がない状態。相模打線は5回から急に元気がなくなってる。これは間違いなく育英ペース。
八回裏:6−6 育英8番谷津がやらかす。内角のストレートに自ら当たりに行ってデッドボールを主張するも判定ストライクで三振*1。このダーティなプレイで審判を敵に回し、育英の攻勢に盛り上がっていた観客を冷めさせる。甲子園で「場内の雰囲気」ほど怖いものは無い。これは流れが変わるかも。
九回表:10−6 直後に九番小笠原ホームラン! 本人の驚き顔に笑った。その後、集中力が切れたのか育英の守備がガタガタに。相模がさらに3点追加して勝負あり。 


東海大相模が打ち合いを制して45年ぶり二回目の全国制覇達成!
決勝の緊張感からなのか両チームにらしくないミスも目立ったが、勝ちたいという意地がぶつかり合う熱い試合だった。そして視聴者としては流れが二転三転して点もよく入る面白い試合だった。両校の関係者には胃の痛い試合だっただろうw



東海大相模は左右の両エースが注目されていたが、その小笠原・吉田両名がどこかピリッとしない中で、打撃に守備にと二人の不調を補って余りある野手の総合力が素晴らしかった。勢いや運の要素なしに純粋に「強い」という印象を残していったチームだった。
東海大相模ナインの皆さん、優勝おめでとうございます。

*1:スローで見る限りストライクボールは微妙だったが、完全にバッターボックスをはみ出して当たりに行っているし、その前のプレーでも足元のボールを避けておきながらデッドボールをアピールして審判の心象を悪くしていたので、妥当な判定と言わざるを得ない