いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第89回センバツ 第1日

第一試合
至学館(愛知) 5−6 呉(広島)(延長12回)


別にどちらを応援してた訳ではないが、全体的に審判が呉寄りだった気がする。
ストライクボールはまだしも、アウトセーフで首をひねる場面は全て呉側有利だったのは流石に気の毒。
直接の敗因は継投だとは思うけど、最後のアウトが守備妨害だったことも含めて非常に後味が悪い試合だった。


但し、5回裏のホームタッチアウトだけはやってはいけない誤審。
タイミングは100%セーフだし、それ以前にキャッチャーが左足でベースを塞いでしまっていたからタイミング以前の問題でホームインが認められないとおかしい。これがアウトだとベースを完全に塞いでのブロックがO.K.になってしまうから危険なプレーに繋がりかねない。ストライクボールや一塁のアウトセーフくらいならアマチュアだからある程度しょうがないと思えるけど、こういうところはしっかりしないとダメだ。




第二試合
日大三(東京) 5−12 履正社(大阪)


9回に履正社の猛打と日大三の守備の乱れで点数差は付いてしまったけれど、8回までの攻防は一回戦にはもったいない痺れる好ゲームだった。
履正社は秋の神宮大会を打ち勝ってきたチームの実力を遺憾なく発揮。回が進むにしたがってアウト1つ取るのが難しくなっていく恐ろしい打線だった。
日大三のエース桜井はストレートもスライダーも一級品の好投手。ただ、相手が履正社だから仕方がないところはあるが、無駄なボール球が多かった所為で球数がかさんだのが痛かった。




第三試合
熊本工(熊本) 0−9 智弁学園(奈良)


昨年の王者が快勝。
熊工の山口と智弁の松本の両投手。ストレートの球威は山口の方が上、変化球の球種やキレに大きな差さはなかった。しかし、コントロールは段違いで松本が上。それが9失点と3安打完封という大きな差につながった。
また熊工は守備でも攻撃でも伝統校とは思えないほど野球が荒かった。山口か打線が好調ならこの才能だけの野球でも勝てるのかもしれないが、甲子園はそれを許してくれるほど甘くない。