いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「デーモンロード・ニュービー 〜VRMMO世界の生産職魔王〜」山和平(GA文庫)

デーモンロード・ニュービー ~VRMMO世界の生産職魔王~ (GA文庫)
デーモンロード・ニュービー ~VRMMO世界の生産職魔王~ (GA文庫)

「『アキカ』様は十魔王の一人に選ばれました」
ゲーマーの妹リオに勧められ、次世代VRMMO『ダブルワールド・オーバークロス』をプレイし始めたアキカを待っていたのは、ゲーム内で10人しか選ばれない『魔王』になったというアナウンスだった。
趣味の園芸をゲーム内でも満喫するはずのアキカだったが、一般プレイヤーに狙われる立場となり、慣れないながらも鍛冶や建築などの生産職メインの魔王たちと共にゲームを進めていく。一方、妹のリオはトッププレイヤーとして打倒魔王の目標に燃えていて――!?
GA文庫大賞《優秀賞》受賞作。仲間と共に、ゲームスタート!

MMORPG作品で生産職という文字に惹かれて買ったので、似たようなものは出てくるだろうとは思ってたけど……。
魔王であること以外、逆に違うところを探す方が大変なくらい富士見Fの『OSO』と似通っているんだが、GA文庫的にこれが優秀賞で大丈夫なのか?(^^; 特にキャラ設定。主人公の性格に家族関係、ゲーム内の仲間たちの性格・役割・立ち位置がほぼそのまんま。
まあ被ってしまったものはしょうがないとして、先達が2巻までは非常に面白い作品だったのでどうしても比べて読んでしまう。で、その先達より魅力的なところというと……う〜ん、見当たらんなあ……挿絵がOSOより丁寧だったかな。
ストーリーと関係ないところでなら熱い盛岡押しが特長といえば特長。
リアルに戻ってくると必ずと言っていいほど挿まれる盛岡名物紹介コーナーは、なかなかの飯テロ力で興味深かった。この叔父さん、どんだけこの家に仕送りしてんだw
全然面白くなかったわけでもないので、次が花畑を作ることに全力を挙げていてくれそうなあらすじだったら、続きを読むかも。(有り得ないのは知ってる)