いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「新宿コネクティブ2」内堀優一(HJ文庫)

新宿コネクティブ 2 (HJ文庫)
新宿コネクティブ 2 (HJ文庫)

新宿の都市伝説にも数えられる【依頼遂行率100%の何でも屋】に下宿&アルバイトをする男子高校生・慶介。美少女アイドルのスキャンダル揉み消しから、新宿の地下鉄に夜な夜な出るという幽霊の捜索まで、今日も慶介のところには様々な依頼が舞い込んでいた。そんな中、慶介は夜の新宿を歩くランドセルを背負った外国人の少女・シャーリィと知り合いになるが……
「ケイは……ボクを幸せにしてくれるのですか?」
人脈無双な新宿系エンタメミステリー、激動の第2幕!!

新宿を舞台に凄腕何でも屋の高校生バイト・佐蛹慶介の活躍を描くエンタメ小説第2弾。今回も人たらしの佐蛹君の元へ有能で個性的な人たちが集まり、新宿で起こる怪事件・珍事件を解決していく。
これといった新キャラは出て来なかった男性陣に対して、表紙の新キャラ幼女シャーリーに、1巻で掃除屋に助けられたアイドルのアリアが加わって、女性が目立った回だった。2割良い意味で8割悪い意味でw
幼女シャーリーは裏の顔が怖すぎて、アイドル・アリアの素顔は煙草スパスパの口悪女。清子ちゃんは相変わらずのハイスペックストーカー。癒し枠は初瀬ちゃんだけか。彼女たちに晒されて、ちょっとオラついてるだけの普通の高校生・主水くんの女性観が崩れていく過程がくっそ面白い可哀想。掃除屋さん、彼の純朴を守ってあげて!
でもまあ、清子ちゃんは受け入れてさえしまえば、最高の彼女/奥さんになりそうだけど。但し、ライバルがシャーリーだったら清子でも分が悪いかもしれない。何せ著者のデビュー作のヒロインは小g……。
話としては第三話から四話がメイン。
この物語の軸で、新宿裏社会の軸でもある慶介が窮地で新宿が大混乱な事件は、これまでの2巻で一番大きな事件で、もちろん一番の盛り上がりだった。
……のはいいのだが、慶介ピンチの話はもっと慶介の重要性を印象付けた後に来ることを想像していたので、面白かった反面シリーズの今後が不安になる話でもあったという(^^;
HJが力を入れた時は高確率で失敗している過去の経験も相まって、続刊が心配である。