いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界居酒屋「のぶ」二杯目」蝉川夏哉(宝島社文庫)

異世界居酒屋「のぶ」二杯目 (宝島社文庫)
異世界居酒屋「のぶ」二杯目 (宝島社文庫)

居酒屋「のぶ」が異世界の古都と繋がってから約半年の月日が流れ、季節は夏から秋へ。常連となったお客たちにはお気に入りの料理ができたようで、「イツモノ!」という注文の声が上がる。そして新しいお客も「のぶ」を訪れる。放浪の女傭兵、詩人を目指す放蕩息子とその付き人の料理人、さすらいの吟遊詩人、そして黒いローブを纏った老女。居酒屋での出会いが人と人を繋いでいく。温かな異世界グルメファンタジー、第2弾。

「イツモノ!」への憧れ、わかります。
行きつけの居酒屋など作りようがないド田舎人には望むべくもないが……。
二杯目も変わらぬ飯テロ力。三日煮込んだ牛すじの土手焼き……俺を○す気か! こちとら深夜にしか本を読む時間がないというのに。きーっ!
人情話としては「夫婦とかぼちゃ」が好み。ヘルミーナの落ち着き方はとても16とは思えない。それ言ったらエーファもか。
……あれ? メニュー読んでる?
一巻ではブレブレだった設定が、二巻になって定まってくるかと思いきや、もっとブレてくるとは(^^; むしろ話によって都合のいいように積極的に解釈を変えている節がある。ツッコミどころ沢山で、もはや設定の齟齬を見つけるのも楽しみの一部になっている気がしないでもない(←性格悪い) まあ、細けーことは気にすんなってことだね。