いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「レッドスワンの星冠 赤羽高校サッカー部」綾崎隼(メディアワークス文庫)

レッドスワンの星冠 赤羽高校サッカー部 (メディアワークス文庫)
レッドスワンの星冠 赤羽高校サッカー部 (メディアワークス文庫)

インターハイ予選の顛末を受け、赤羽高校サッカー部はラストチャンスを得る。最大の祭典、冬の全国選手権への出場が叶えばチームは存続、予選で敗退すれば廃部となることが決まったのだ。
舞原世怜奈の指導の下、戦力強化を図っていく『レッドスワン』にあって、高槻優雅もまた〈指揮者》として鍛えられていく。その未来は『絶命』か『生還』か。赤き誇りを取り戻すため、少年たちは最後の決戦に挑む。レッドスワンサーガ、誇りと覚悟の第二幕!

単行本既読の書き下ろし短編目的購入。



レッドスワンの廃部をかけた運命の選手権県予選が始まり、若者たちの恋愛模様が交錯するシリーズ第2弾。
勝戦をW杯を観た後に読むと、美波高監督の言い分に少なからず頷かずにはいられない。イングランドスウェーデンの試合は、観ていて面白くなかったもの。先日ネットの記事に「サッカーのバスケ化」というのが上がっていたが、まさしくこれだなと。
まあ、面白くないというのはどちらが勝ってもいい観客の言い分であって、当事者はもちろんどちらかを応援している人達にとっては勝つことが一番なわけで。
それでこの試合はというと、もちろんレッドスワンを応援しているので勝って嬉しいし、キザでウザいクズ男がぎゃふんと言わされて最高に気持ちがいい。世怜奈先生最高です! 視点が変われば優先順位も価値観も変わる。
さて、お目当ての書き下ろし短編は、
こwwwれwwwはwwwひwwwどwwwいwww
葉月とかいう迷言発生装置フル回転。装置先輩が酷過ぎて、優雅と華代がキャラ崩壊しかかってるのも笑える。このシリーズでキャラクターで遊ぶコメディをやるとは思ってもみなかった。