いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?6」手島史詞(HJ文庫)

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 6 (HJ文庫)
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 6 (HJ文庫)

フォルの強くなりたいという願いのため、一時的に成長ができる魔術を使用したザガン達。だが、儀式の暴走で、フォルは大きく、ザガンが小さくなってしまった! オリアスの助言から、魔術とは違う力を求めたザガン達は、極東にて執り行われる“大陸種族長老会議”に出席することに決める。そこで待ち受けていたのは悠久の時を生きる夜の一族の一人・アルシエラ。会ったことのないはずの彼女はどうやらザガンとネフィを知っているらしく――。大人気ラブコメファンタジー絶好調の第6巻!

チューキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
ついに、ついにここまで。微笑ましくももどかしく見守ってきた読者は感動の涙でハンカチが手放せない。 いやー、今日は酒が旨い!(←おい、おっさん
そんな劇的ないイベントがあった今回は、意地の悪い言い方になるが、ネタ的には4巻の焼き増し感が強く、ストーリーとしても「新しい魔王は順調に仲間・賛同者を増やしました」以上の進展はないので、キャラ小説を純粋に楽しむ回として読むのが吉。
ショタザガンとボインフォルという絵的にも目立つ二人がいる中、最も輝いていたのがネフィ。
ショタザガンに萌えている様子が新鮮なら、単純に怒っている姿も新鮮。こんなに感情豊かなネフィは初めて。キャラが増えてきて、自己主張の強くないネフィはその陰に隠れがちだったから、余計にそう感じるのかも。
もう一人上げるなら、ネフテロス。
この娘、素直になっていくにしたがって言動が幼くなっているような。実年齢が幼いのもあって、虚勢を張る必要がなくなったから素が出てきてるってことなのかも。元々好きなキャラだったけど、庇護欲をくすぐる要素が強くなってより好きになった。
さて次回は、
何するのかはわからないが、注目点は「二人っきりでデートは出来るのか?」に尽きる。……まだちょっとハードルが高い気がするなw