いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第91回選抜高校野球大会 第10日

第一試合
習志野(千葉) 6-4 明豊(大分)


明豊が1回に幸先よく3点先制。これで試合は明豊ペースで進むかと思われたが……。
これまでも先制される試合が多かった習志野は、打者が粘り強く食らいつき、小技を絡めて1点ずつ返していくいつもの試合運びを展開していたのに対し、明豊は2回からまるで別のチーム。打者の積極性はなくなり、堅いはずの守備は綻び、これまでは思い切りのよかった監督の投手交代の判断が今日はあまりにも遅かった。
3点の先制点によって歯車が狂った明豊と、ビハインドで逆に自分たちの野球が出来た習志野。先制点が両校の心理に予想外の効果をもたらした試合だった。




第二試合
東邦(愛知) 4-2 明石商(兵庫)


もう少し点数の入る試合を予想していたが、蓋を開けてみれば投手戦。東邦石川、明石商中森の両エースの力投で7回表まで3安打ずつで0が並ぶ息詰まる展開。
7回裏からは一転、打者が主役。疲れの見え始めた中森を捕えて東邦7番吉納がスリーランを叩き込めば、明石商も4番安藤のツーランですぐさま反撃。
結局そのまま東邦が逃げ切ったが、両校気合の入った意地と意地がぶつかり合うような試合で、今大会一番の試合だったかも。8回裏にオチがついてしまったのと怪我人がいなければ(^^;

結局、死球の河合くんは骨折じゃないか。あれだけ痛がっていたのに、すぐに治療に行かせない審判団は何を考えていたの? 東邦の監督が怒るのも当然。