いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ネタバレ厳禁症候群 ~SO SIGNS CAN'T BE MISSED!~」柾木政宗(講談社タイガ)

女子高生探偵のアイと助手のユウは、ひょんなことから遺産相続でモメる一族の館へ。携帯の電波が届かない森の中、空一面を覆う雨雲……外界から閉ざされた館で発見されたのは男の刺殺体だった。遺体に乗った巨大な鶴の銅像と被害者の異様な体勢、それらが意味するものとは?謎解きの最中に第二の不可解な殺人も発生。さらには二人にも魔の手が。やりたい放題ミステリ開幕!


自分たちを小説の登場人物だとか言っちゃう系のメタなミステリ。

半分でギブアップしました。



とにかく文章がくどい。文章で胃もたれしそう。
ノリが軽くて会話文も多いのに、こんなにテンポが悪くて読みにくい文章は初めてだ。
冒頭に読者への挑戦状なんてものがあってワクワクしたのに、この文章では注意深く文章の違和感を探す気が起きないよ。
婚約者の二人の性別を、しつこくしつこくネタにしてたから、そこから話が発展するんだろう。あそこまでしつこいと隠れ蓑ってことはないと思う、たぶん。
タイトルと読者への挑戦状までが面白さのピークだった。