いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「さよならの言い方なんて知らない。」河野裕(新潮文庫nex)

あなたは架見崎の住民になる権利を得ました―。高校二年生の香屋歩の元に届いた奇妙な手紙。そこには初めて聞く街の名前が書かれていた。内容を訝しむ香屋だが、封筒には二年前に親友が最後に残したものと同じマークが。トーマが生きている?手がかりを求め、指定されたマンションを訪れると…。戦争。領土。能力者。死と涙と隣り合わせの青春を描く「架見崎」シリーズ、開幕。


これ「ウォーター&ビスケットのテーマ」だったのか。
作者買いであらすじを見ていなかったので、読み始めでビックリした。
帯に2巻来月、3巻冬ってあるし、スニーカーは打ち切り確定か。椎名さんの絵が良かったのに。それにしても、ゲーム性が高くてラノベらしい内容の本作が新潮文庫nexに移籍するのは意外だ。
一通り読み終わってもどこが改稿されているのか分からなかったので、スニーカーの方を引っ張り出して読む比べてみたら、説明部分が簡素化されていた。特に作中アニメ『ウォーター&ビスケットの冒険』の説明はかなり短くなっている。
あと改めて読んで感じたのは、香屋の性格の悪さと、目的も何を考えているのかも分からない秋穂の気味の悪さ(酷い言い様w
1巻を読む限りストーリーにはメスが入っていないようなので、2巻よりも冬に出るという3巻が楽しみ。


表紙の子はどっちだろう。どちらも制服着ているイメージはないのだが。



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