いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「弱キャラ友崎くん Lv.8.5」屋久ユウキ(ガガガ文庫)

文化祭が終わって。2-2の面々は、打ち上げ兼クリスマスパーティを開催する。各所で盛り上がるなか、友崎は、ふたりで話す日南と菊池さんの姿を見かける。会話の内容は分からなかったものの、やけにその光景が気になって――。NO NAME誕生。みみみと菊池さんのカフェトーク。カラオケ会。友崎と出会う前のレナなど……。年が更けていくなか綴られる、それぞれの人生。それぞれの選択。アニメ化も決定した大人気人生攻略ラブコメ、待望の最新刊。


今回は短編集。
といっても本編に絡んでくる重要な話があるのがこのシリーズの短編集。
ラスボス攻略に向けて日南のデリケートな部分に触れていく話が多かった。……って、公式でラスボス認定されてるんですけどw
菊池さんの恋愛感が見える『好きな人のカノジョ』と、菊池さんが大変かわいい『炬燵の天使』がお気に入り(←ただの天使菊池ファンである


以下各話事



ファーストクリスマス
内容:文化祭の打ち上げ
文化祭の劇に対するそれぞれの反応がメイン。
日南さん、威圧はやめてください怖いです。こういう時の水沢師匠はマジイケメン。
プレゼント用意していなかったり、合う約束が遠かったり、付き合い始めとは思えない友崎の言動にモヤっと。



名もなき花
内容:NO NAME誕生秘話
超高硬度なので簡単に壊れるものじゃないが、何かの拍子にひびが入ったら脆そう。そう思わせる日南の心の話。
家族はみんな察してるのに、察してあげられる友達はいないのか。この性格じゃ深く付き合う友達なんてできないもんな。
普通なら煙たがられるところをそうさせない手腕は凄いが、それだけに周りが可哀想に見えてくる。



好きな人のカノジョ
内容:みみみとたまちゃんが菊池さんのバイトするカフェへ
元気娘vs天使、ファイ! なんてことにはならないよね、双方いい娘だもの。
菊池さんが「語る人を好きになること」論も素敵な言葉が多かったけれど、それ以上に最後のたまちゃんの一言が沁みた。



嘘と朝焼け
内容:レナのオフ会
この人誰だっけ? ああ、8巻に出てたヤな人か。表紙もこの人か。この話読むまでわからなかった。
こいつ昔から性格悪かったんだな、という感想。なんか一生懸命童貞を殺しにきてた。
シリーズに全くそぐわないこの短編が載せるってことは、この先もまだ話に絡んでくるのか。嫌だなあ。



みんなのうた
内容:いつものメンバーでカラオケ
日南とみみみのperfumeはアニメで視てみたい。間違いなくここまで話は進まないが。
サラっと泉を誘えたところに友崎の成長を感じた。



炬燵の天使
内容:菊池家の年越し
炬燵に蜜柑で袢纏だろうとも天使の菊池風香嬢。はー、、、尊い
日南さん、目のハイライト消えてますよ!怖いわー。
それにしても日南の危うさを暴いて刺激する、初めての他人が菊池さんになったのはかなり意外だ。
一人蚊帳の外のお父さん可哀想;;



ボーナストラック「勇者友崎の冒険 VR体験版」
内容:VRRPGゲーム体験会
ラスボス日南、公式になっちゃった。
これは、、、クソゲーじゃな?
キャラ遊びは面白かったけど、ゲームとしては全然面白そうな感じがしない(^^;