いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界のんびり農家04」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

双子の天使族、スアルリウ・スアルコウ
大樹の村に再びやってきたキアービットに同行してきたのは、双子の天使族であるスアルリウとスアルコウ。彼女たちを加えてもあまり変化のない村の生活!?
畑を耕し、魔物も耕し、村の拡張はのんびり進行中です!
異世界で農業を切り拓く、スローライフ・ファンタジー第四弾!!


村長の霊圧が消えた!? 村長が表紙からリストラされてしまった。

【祝】天使族、圧倒的カラー登場率!
文章登場率は低いけどw いや、今回は花火師に就任したからまだある方か。これでクーデルはキャラが立ったけど、コローネさんはマジ空気だ……。双子に至っては……これ以上考えるのはやめよう。
そんな人は増えても出番は増えない天使族は置いといて、
大きな変化がなく、実にのんびりまったりなこのシリーズらしい第4巻。
移民は続々来ているし、猫が加わりヒイチロウが生まれと、住民は着々と増えているのだけど、まあいつも通りよね。この後、外に目が向けられることが多くなるので、大樹の村とその周りだけで話が完結する、ある意味貴重な巻だったかも。
この巻で好きなエピソードは「投石器」。何の脈絡も意味もなく始まるのがこのシリーズらしく、村民たちの感想が達観しているのが笑える。
今回も癒された。ただ、これまでと比べると書き下ろし部分が少なかったのはちょっと残念。