いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「アクセル・ワールド25 ―終焉の巨神―」川原礫(電撃文庫)

《太陽神インティ》との激闘を制した、ハルユキたち六大レギオン。しかし彼らを待っていたのは、さらなる絶望だった。
加速世界に終わりを告げる超存在、その名は《終焉神テスカトリポカ》。
最強最大の敵を前に、ハルユキの新たな心意技が覚醒する。
「――僕の中の光……みんなを、守ってくれ……!!」
一方、ホワイト・コスモス率いる《白のレギオン》との戦いもまた、最終局面を迎える。ともに戦うバーストリンカーたちが次々と倒れ行く中、ハルユキは大きな決断を迫られる――。
《白のレギオン編》、衝撃の完結!!


メタトロンさんマジメインヒロイン。黒いのとかもう相手になりませんわ。
謡ちゃん頑張った! 感動した!

感想、以上です。
……あ、短いですねそうですね。

何せストーリーには「またか」以外に感想が無いので。
○○が無限EKになってしまった、助けないと。そのためには準備が必要だ。準備が整ったから突入だ! 結果が□□が無限EKになってしまった。以下ループ。
最近、こればかりになっているのは気のせいじゃないよね。作中で楓子姉さんが堂々巡りになることを心配していたけれど、見事に実践してしまっているのですが。これまでは準備と突入で2,3巻掛かっていたのが、今回は1巻に収まっているところが唯一良かった点と言えるかもしれないが、結局また似たり寄ったりの状況になっているので、正直呆れている。
今回はお世辞でも面白かったとは言い難い。
心意技の大売り出しで戦闘能力がインフレしていて、ハイエスト・レベルだその上だと世界も複雑化し、段々付いていけなくなってきているのに、ストーリーは変わり映えせず、肝心な情報は出てこない、ヒロインたちの活躍は少ないでは、ちょっとどう楽しめばいいの分からない。はっきり言って今の《ブレイン・バースト》はまったく面白そうじゃない。ゲームが題材の作品として、これは致命的なことだと思う。
まるで区切りがついた気がしないけど、一応これで《白のレギオン編》は終わりらしいので、新章になったらこれまでにない展開を期待したい。