いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界のんびり農家 10」内藤 騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

大樹の村は、今年も桜が満開です。

秋の収穫が終わったあと、”大樹の村”では収穫祭が始まった。
各種族による出し物の披露や、ザブトンによるファッションショーで盛り上がる村民たち。
そんな平穏な日常は一変、五ノ村である事件が発生する!
事件をきっかけに、火楽は五ノ村で偉そうにすることを求められたが……。


祝☆二桁10巻到達!&ローゼマリア誕生!
今回はまず表紙に触れないと駄目でしょう。
ルーの娘ルプミリナ、赤ちゃん姿以外では初登場。かわいい。村長とルーが揃ってパパママしてる姿もレア。はい、そこの木の人。家族水入らずの邪魔しない。
また、中身の方でも問題を起こした子を叱ったり、回転寿司レーンを作って楽しませたり、子供たちの日々の仕事の確認に行ったりと、珍しく村長がパパしているのが、いつも通りののんびりの中に微笑ましさや温かさが加わってほっこりする。五ノ村出張も最後のヒイチロウの「パパー」ダイブが全部持っていったし。しかし、言われてみれば確かに“大樹の村”って王政の理想的な姿だね、王の自覚以外。
あとは、、、他は宴会してた記憶しかないんだが?
収穫祭で宴会して、冬は室内でプチ宴会して、春になったらパレード後に宴会して、桜の下で突発宴会して、その裏で神様たちも宴会してて、、、まあそれも“大樹の村”らしい。
書き下ろしでは天使族引っ越し断念の舞台裏が面白かった。9割苦笑いだけど。ガーレット王国、天使の有無に関わらずもうダメじゃないかな?w
次は9巻に続いての濃いお母さんズの回かな。