いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件5」佐伯さん(GA文庫)

長い両片想いを経て、新たな関係性に一歩踏み出した周と真昼。お互いに未経験のことばかりに戸惑いながら、少しずつ距離を縮めていく。
学校でも二人のことで話題は持ち切りで、辟易する周だったが、顔を上げるようになった周の姿に周囲の見方も徐々に変わっていく。一方、その様子を見た真昼は、気が気でない様子で――
そして迎えた夏休み。二人きりででかけたプール。一緒に帰省することになった周の実家。これは積み重ねていく、二人の思い出の軌跡――。
可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。


やっと付き合い始めた二人は……な5巻。
晴れて恋人同士になった二人に、色々な角度からじっくりと丁寧に惚気られてしまった。ふぅ。
二人の時はスキンシップを意識して増やし、学校では牽制も兼ねて見せつけていくスタイル。ナンパ男と嫌な奴には堂々と惚気を口に出して撃退。なにこれ強い。
ここまで人目も憚らずイチャつかれてしまったら、元祖バカップルからバカップル認定されるのは当然で、天使様天使様と五月蠅かったクラスの男子たちも、見守るような生温かい視線になりますわ。クラスの女子の方はイチャつきよりも、周のヘタレ紳士ぶりに見守る視線になっているような気もするが。真昼さん、ちょっと浮かれて話し過ぎじゃないですか?
まあ、付き合い始めて何が一番良かったかって、真昼が天使様の仮面を捨て去って、ずっと楽しそうで幸せそうなところなので、多少浮かれるのも可愛いの範疇というかそれはそれで良しというか。幸せを全身で表現している美少女、眼福です。
しかし、真昼の隣に立つために自分磨きを始めた周はすでに駄目人間は脱却しているし、最早タイトルが「お隣」しか生きていないな(苦笑)
次回は夏祭りとvs父親かな。浴衣な真昼さんが楽しみだ。


今回のベストショットは浮き輪on真昼さん。ラッシュガード着てなきゃ完璧だった。