いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界転移、地雷付き。4」いつきみずほ(ドラゴンノベルス)

ついにマイホームの夢実現! 痛快・のんびり異世界開拓ライフ、第4弾!
オークを処分したお金で武器を購入するためガンツの店に訪れたナオたち。同じく異世界に転移してきたトミーの協力も得て、新しい武器を手に入れると、今度はさらなる力を得るための訓練を始め、戦力の底上げに奮闘する。そして見事新スキルを得た一行は、モンスター狩りに大山椒魚捕獲(という名のレジャー)と、次々とイベントにチャレンジするのだった。そんな中、街には巨大キノコが現れて!? 異世界に転移してから、安定した生活を夢見て奮闘してきたナオたちが、様々なドタバタを経て、ついに念願のマイホームを手に入れる!


マイホームが建ちました。な4巻。
3巻まではほぼweb版準拠だったものが、4巻からは新キャラの登場にweb版は違うストーリー展開と、書籍オリジナル路線に。
新しいエピソードが読めるのは嬉しいけれど、作者の仕事量が倍増して更新ペースも刊行ペースも遅くなるから、書籍オリジナルは個人的にはあまり歓迎ではないんだが。
とは言いつつ、今回の見どころはその新キャラ、錬金術師のウサ耳獣人リーヴァさん。
色白で内気で儚げと、これまでいないタイプの可憐なヒロイン。もっと懐いたら可愛い面を見せてくれそう。対象はナオと女性陣だけになりそうだけど。トーヤとしても待望の獣人の女の子だが、脈無しですね、これは。オープンで押しの強い変態と、引っ込み思案でビクビクしている子って相性最悪じゃないか。トーヤというキャラの扱いと立ち位置がここでも見えるw
サイドストーリーの翡翠の羽もweb版とは違う展開。
レベルを上げて物理(または魔術)で殴ればいいを実践して成功している彼女たちの方が、ハルカたちよりも異世界ものらしいんだろうな、普通は。そのおかげでくっ付いてきた二つ名には苦笑するしかないが。
web版ではニアミスしているが、どこかでハルカたちとばったり出会ったりしないかな。トーヤが狐獣人で魅力的な外見持ちの歌穂に出会ったらどうなるのか興味ある。