いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界のんびり農家12」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

学園生活を子供たちが平和に過ごせる……わけもなく(汗)
商会の問題に首を突っ込んだり、暗殺者に狙われたり……。ヒラクの助は借りられない。子供たちはどう切り抜ける!?
五ノ村ではオークションが開催!
「金はあるかぁぁーっ!」「欲しい物はあるかぁぁぁっ!」「おおおおおおおおおっ!」
なんとも暑苦しいテンションで行われているようです。


祝、クーデル&コローネ出産。天使族が増えました。
本編では生まれた直後に竜たちの乱痴気騒ぎで存在感が消されるので、せめて天使族ファンがお祝いしとかないと(使命感) 天使族なんてパっと出のペガサスに嫉妬する馬と同レベルの種族だから、仕方ないよね(涙)
物語はティゼルちゃん無双の続きから。
ティゼルは前回に引き続き腹黒さを、アルフレートは傍迷惑な中二病を見せたことから、相対的にウルザが常識人に見える不思議。おかしい、前世はヤンチャの限りを尽くし、今はじゃじゃ馬を体現するような娘のはずなのに。なるほど、これがお姉さんになるということか!←たぶん違う
その後は大樹の村の話に。
農業と工作に精を出す村長の姿がなんだかとっても久しぶりな気が。工作は発展中の五ノ村が中心なので、必然的に五ノ村関連の話も多いのだけど、そちらも小山を掘りぬいて開発したり、トロッコを通したりと久々のマイクラ感で楽しい。
そんな中でお気に入りは三章途中の「夏の散歩」。村長がクロとユキをお供に村を回る、それだけの話。
これだけやってたら物語にならないのは分かっているのだが、こういうなんでもない日常を切り取った話が一番好き。このほのぼの感こそのんびり農家だと思う。
次回はウルザの友達()と風雲た〇し城。その間に活躍するであろうワンコとニャンコが楽しみ。