いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界のんびり農家17」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

異世界のんびり農家 17

十九年目の春が到来!! 今年のパレードは村の外でも!!!

毎年春にやっているパレード。なんとドラゴンやインフェルノウルフ、デーモンスパイダーたちを引き連れて今回は、村の外のパレードにも参加!!!
阿鼻叫喚の観客たちの予想外の行動。さらにはなにやら複数の陰謀が蠢いて…いても村長はいつもの村長。
いつもの調子で、子供たちの成長を喜んでいた。


十八年目の冬から十九年目の春まで。村の内外を練り歩くパレード回。
……うーん、パレードかあ。村長が村でのんびり農作業や料理、発明しているのが最も好きなので、パレード主体の今回はあんまり。
数年前から始まったパレード。村民は何故か毎年力が入っているけど、読み手から見たパレードの存在意義は増えすぎてしまったキャラクター/種族の虫干しで、「こんなキャラ/種族居た居た」と懐かしさと影の薄い彼等への哀愁を感じるのがメイン。そこに面白みはあまり感じない。それを片方は魔王国で規模が大きといっても、2回もやられたらさすがに飽きる。
まあ、魔王国の方は裏方の話がメインで、上の無茶ぶりとか無理な納期とか、社会の世知辛さに対する嘆きや叫びが多いのだけど。こういう外連味の強さはこのシリーズらしさかな。
面白かったのは終盤、パレードが終わってから。学園に行った鬼人族で村長の息子のトラインの話。
相変わらず兄妹を振り回しているティゼルに苦笑いしつつ、水面下で行われている天使族キアービットと山エルフのマアの鍔迫り合いにニヤニヤ。おねショタ三角関係とは業が深い。
次は食事会から競馬ならぬ競羽のようで。マジでストックが尽きそうね(^^;