いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第106回全国高校野球選手権大会 第1日

第一試合
有田工(佐賀) 6-10 滋賀学園(滋賀)

初戦から両チーム二桁安打の打ち合いの試合。
勝負は相手のミスに乗じて効率的に得点を重ねた滋賀学園が勝利。
有田工は相手を上回る13安打を打ちながら7エラーと守備が崩壊。内野手は気の毒の面があったが、外野手は擁護のしようがない。彼らには「まずは捕ってから」という言葉を贈りたい。
もう一つは勝負を分けたポイントを挙げるなら投手交代か。満塁のピンチで1年生を出すのは酷だ。
夏の暑さと投手と打線のレベルもあるので一概には言えないが、この試合だけみると低くて強い打球が多く、春よりも飛ばないバットにアジャストしてきてるように思えた。



第二試合
英明(香川) 0-1 健大高崎(群馬)

春の王者が早くも登場も、まさかまさかのロースコアゲーム。
両チーム毎回のようにランナーを出しながらも1点が遠い展開。
唯一の得点は5回裏。ランナー二塁から犠牲フライという大変珍しいプレーが決勝点に。レフトはフェンス際の大飛球を好捕しながらもホッとしたのか一瞬返球が遅れ、さらに中継が転ぶアクシデントでランナーが二塁から一気にホームイン。しかもファーストが何でもない送球を後逸して出たランナーが生還と、英明の守備は本当にこの回だけ集中力が途切れた。
それでも春の王者を抑え込んだ英明のエース清家の投球と守備は見事の一言。くじ運がよければと思わずにはいられない好チームだった。強いてあげるなら攻撃時の走塁が積極的過ぎて暴走になってしまったのが残念。
健大高崎はこういう試合でも落とさない勝負強さは見せたが、エース佐藤が居ない中で打線が振るわず、春夏連覇に向けて苦しい初戦になった。



第三試合
岐阜城北(岐阜) 6-9 智弁学園(奈良)(延長11回タイブレーク

うーん、、、後味が悪い。
ヒットは打つもチャンスは逃し続ける智弁学園と、少ないチャンスを生かし得点を挙げる岐阜城北という試合内容。9回、岐阜城北が2点リードから1点は返されるも1死1,2塁からのセカンドゴロ併殺打試合終了……のはずが一塁がまさかのセーフの判定。そこから同点になり延長戦へ。
延長は両チームミスを連発するグダグダな試合になってしまった。
投げる打つ守るの野球の基本動作が上手かったの智弁学園。しかし、野球とは塁に出したランナーを如何にしてホームに返すか、その回数を競うゲーム。そういう意味で野球が上手かったのは岐阜城北。そして本来なら勝っていただけに、気の毒でしょうがない。


ほぼ間違いなく9時過ぎになる試合を高校生にさせるのはどうなんだろう。延長のミス連発の攻防は慣れないナイターと遅い時間での集中力の低下の所為だと思うのだけど。バックネットには招待の小学生もいるし。
暑いのと夜遅いのだと、まだ夜の方がいいのかなあ。何とも言えない。