いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第106回全国高校野球選手権大会 第6日

第一試合
熊本工(熊本) 1-2 広陵(広島)

両エースが持ち味を十分に発揮した投手戦。
広陵の高尾は球速、変化球、コントロールどこをとっても一級品の好投手。4度目の甲子園という経験値もあって安定感抜群のピッチングで、1失点9奪三振の完投。ここぞで力を入れて投げるストレートのコントロールの良さと、9回サヨナラのピンチでの落ち着きに痺れた。
一方、熊本工の2年生山本も4期連続甲子園の広陵打線に対して、低めに変化球を集めて内野ゴロの山を築く見事なピッチング。後半は疲れからかコントロールが乱れたが、スタミナがつけば来年もっといい投手になりそう。
広陵が勝ったがどちらに転んでもおかしくない試合だった。特に最終回は(審判の演出過多気味な気はしたけれど)最後まで手に汗握る熱戦だった。ナイスゲーム。
広陵は守備のミスが多いのが気になる。選手交代が多い所為もありそう。



第二試合
富山商(富山) 0-4 東海大相模(神奈川)

ついに出たホームラン。東海大相模八番二年生の柴田が今大会第一号!
しかしこの試合の主役は東海大相模の投手陣。
先発の長身左腕藤田は140km/h超えのストレートとナックルカーブとチャンジアップのコンビネーションで三振の山を築き、8回からは二年生右腕福田は平均球速145km/hのストレートで相手打線を力でねじ伏せ完封リレー。相模は初回から残塁が多く、なかなか得点が入らない嫌な流れだったが、それを二投手が断ち切った。
富山商は投手を中心によく守ったが、能力の高い投手陣に本来の力を出され打線はまるで歯が立たなかった。



第三試合
鳥取城北(鳥取) 0-7 明徳義塾(高知)>

背番号10の二年生池崎が94球で完封、打線も卒なく得点を重ねて明徳義塾が完勝した。
言っちゃ悪いが、今まで出てきたチームで一番弱いわ鳥取城北
褒められるところが内野守備くらい。それも投手が四死球が多くて、ゴロアウトよりフライアウトの方が多いタイプだったのであまり生かされていなかったが。
攻撃面ではとにかくバントが下手すぎる。構えは遅いし追いかけるしで、普段バント練習なんて全くしていないんだろう。先頭打者が出る→バントできない→打って併殺打を3回。攻撃の芽を自分で摘んでいた。
打つのもただ打つだけ。粘りってタイミングを合わせようとか、相手投手の球数を増やそうとかいう工夫も全く見られなかった。
おかげで明徳は背番号1含む他の投手を温存、甲子園の雰囲気も経験出来て万全の状態で2回戦へ。



第四試合
北陸(福井) 1-7 関東第一(東東京)

怒り心頭で勝敗どうこうの前にこれを書かずにはいられない。
一塁塁審は関東第一にいくら貰ったんですか? もしくは北陸の関係者に親でも殺されたんですか?
初日の智弁学園戦での誤審は、百歩譲って負けているチームを贔屓したくなる心情はわからくもない。
しかし、負けているチームに追い打ちをかけるような誤審はありえない。それも点に絡む場面で誰が見ても明らかな誤審を一度ではなく二度も!立て続けに! これはもう八百長を疑われても仕方がない。それぐらいあり得ない。
選手や監督からの抗議に問題があるのなら、他三名の審判から見て明らかにおかしい判定は協議して、バックスクリーンのビジョンでVTRを確認するくらいのことは出来ないのか?
北陸の監督の不貞腐れた態度も気になったけど、それ以上にこの一塁塁審は論外だ。人員の確保は大変だろうけど、この審判だけはもう二度と呼ばないでほしい。