その銀河に兵士はいない――だが、彼女たちが人々と共に在る!
舞台は《銀河航行戦艦サンマグノリア》。その艦の防衛は"とある特殊な人々"が担っていた。「エイティシックス」と呼ばれる不思議な力を持った守護精霊たちを引き連れ、宇宙(そら)を駆ける者。それは――。
『進路クリア。―― 魔法少女〈レジーナ☆レーナ〉、発艦どうぞ!』 ※☆は必須だよ!
「ヴラディレーナ・ミリーゼ、〈レジーナ☆レーナ〉――いきます!」
魔法少女レーナの、銀河の平和をかけた戦いが今始まる……!
アニメBDの特典小説『86―エイティシックス― 魔法少女レジーナ☆レーナ ~戦え! 銀河航行戦艦サンマグノリア~』に加筆修正、再編集し、さらには書き下ろし短編を加え文庫化!
アニメ円盤パロディネタを加筆修正して文庫化した番外編第2弾。
学園ものだったAlter.1のように、短編掌編を集めた一冊なのかと思ったら一冊丸ごと魔法少女ネタだとは。
可愛らしくも恥ずかしい魔法少女姿のレーナたちハンドラーに、ちんまいケモミミSDキャラのエイティシックス。カワイイ×カワイイで思わずにっこりのファンシーな世界広がっていた。
それと字面とルビのギャップが酷い(誉め言葉)。ハンドラーやエイティシックス、ジャガーノートなど本編では普通にカタカナ表記の固有名詞に、無理やり魔法少女ものらしい漢字を当てた単語に苦笑い。それだけかと思ったら字面でもルビでも笑わせに来るのも存在しているのがズルい。『ちっちゃな虎ちゃん粒子(Tiny Panthera)』ってなんだよw
そんな感じで序盤は楽しかったのだけど……。
こういうのは一発ネタでやるから面白いのであって、丸々一冊やるのはさすがに冗長だろう。それに内容が真面目でシリアス。円盤特典なのでアニメ本編に寄せている面もあるのだろうけど、本編と同じようなシリアスを本編の焼き増しみたいストーリーでやるのはどうだろう。本家でしかできないパロディだとは思うけど、それなら本編を進めてくれよと思ってしまった。
ネタとしては面白かった。でもストーリー仕立てで一冊にするには厳しかったのでは?というのが率直な感想。
