いざ、『遠征』再開へ――!
「今度こそ元凶を滅ぼし、あらゆる負の連鎖を断ち切る。ついでに未到達階層の更新でもしようじゃないか」
挑むは未踏のダンジョン60階層。
「都市の財産を惜しみなくそそぎ込み攻略に臨め――『派閥連合』だ!」
【ロキ・ファミリア】のもとに集まるは名だたる都市戦力。そして――
「誰の指図も受けない『勇士』達を仲介できるかい、シル・フローヴァ」
【フレイヤ・ファミリア】参戦!
『最強』と『最強』が手を組みあい、ついに『穢れた精霊』との決戦へ!
これはもうひとつの眷族の物語、
――【剣姫の神聖譚(ソード・オラトリア)】――
穢れた精霊との決着を付けるべく60階層へ『遠征』のに挑む【ロキ・ファミリア】を中心とした『派閥連合』。本編20巻で予告されていたバッドエンドへ、英雄たちが窮地に陥る外伝15巻。
の前に、束の間の日常と準備から。
ベル君との特訓逢瀬のアイズ視点キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
しょんぼりアイズさんとヤキモチアイズさんのが大変お可愛らしい。これはメインヒロインの貫録(確信)。その後のレフィーヤとの会話も見物。アイズでもお胸のこととか気にするんだなあ。
短い平和を味わった後は本番『遠征』へ。
到達した60階層の様子を丁寧に語ってからの穢れた精霊の強襲、スイッチが入ってからの緊迫感は流石の一言。
寄生に魅了、絵的にも生理的嫌悪感が強い最悪の搦め手を、初手から躊躇なく使ってくるえげつないさ。しかし、それもその後の襲撃もフレイヤ・ファミリアの強者たちすら驚嘆する対応力で突破していくロキ・ファミリア精鋭たちに、こいつらがピンチになるのか?と思わせておいてからの、仇敵レヴィスの登場。そして……
淡々と犠牲者が増えていくラウルたちの撤退戦までもが壮絶で、絶句に次ぐ絶句な終盤だった。
一つ不満なのが、アイズにこれといった活躍がなく完全に捕らわれのお姫様役だったこと。アイズの危機に現れたアレがLv.7三人は退けたのに、穢れた精霊の魔の手は退けなかったのはなんでなんだろう? 理由が分からなくてモヤっとする。
何はともあれ舞台は整った。。。整った? 地上の戦力はどう考えても深層に取り残されたメンバー以下で、上層まで極彩色のモンスターだらけとまるで希望が見えないが、この絶望感こそダンまちらしい。
遂にベルくんが白馬の王子様に、アイズがお姫様になる時がくるのか? 本編と外伝、どちらが先に来るかわからないけれど、次の展開が待ち遠しくて恐ろしい。
