いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「転生王女と天才令嬢の魔法革命10」鴉ぴえろ(富士見ファンタジア文庫)

転生王女と天才令嬢の魔法革命10 (ファンタジア文庫)

「私はクリスティン・アーイレン! この不詳なる父の娘である」
皇帝の誘いでアーイレン帝国を訪れたアニスとユフィ。帝国と王国の間にある一筋縄ではいかない情勢に二人が身構える中、皇女クリスティンがアニスに出会うなり言い放つ。
「アニスフィア王女! ずっと楽しみにしていたんだ!」
――帝国の皇女が、アニスに興味津々!? 彼女の勢いに驚きながらも帝国と向き合うことになるアニスとユフィ。
果たして魔法そのものに馴染みのない帝国の人々に、自分たちの“革命”を示せるのか――?


皇帝のご招待で隣の大国アーイレン帝国へ外交に向かうアニスとユフィ。本格的に国の外に目を向け始める第10巻。
人々の暮らしを豊かにすることもできれば戦争の道具にもなる魔道具/魔学を如何にして発展させていくか。新章の大きなテーマを魔法を持たない他所の国からの見た時にはどう捉えらているのかを、二人が肌で感じる大切な話。
また、重要な新キャラも登場。それが帝国の皇女クリスティン。同年代の女性の王族の一人として、彼女の立ち振る舞い、在り方、悩みを知ることで、国を背負うものとしてまだまだ未熟な二人が自分たちの行く先を見直す。そんな側面も。
……という、真面目な話がストーリーの本筋ではあるけれど、そんなことより今回は百合小説のポテンシャルを発揮してくれたのが嬉しい。
外に出たら羽目を外せないから百合成分は少な目になるのかと思ったら、外交中はずっと一緒で(夜も!)いつも以上にイチャイチャ出来ていた印象。国内の方が離れている時間が全然長い。外交っていいな!←
そんな、いつもより甘い二人の関係にさらに良いスパイスを加えてくれたのが皇女クリスティン。同年代の女王と王女に興味津々な彼女は、皇帝から二人の世話を任されたこともあって公務中は常にベッタリ。特にアニスにグイグイ迫っていく。そうすると独占欲の強いユフィはもちろんヤキモチを妬くわけで。口絵から後半まで随所にヤキモチユフィさんがたっぷり読める/見れる百合得回になっておりましたとさ。ぷんすこユフィさんの可愛さは異常。皇女ちゃんGJ!
次は国に戻って、そろそろ魔学都市完成か?