曲者揃いの武闘際、その予選を見事突破したアルベルトは、決勝トーナメントに挑む!
熱い戦いの裏でまたもや面倒ごとに巻き込まれるハルカは、謎の青年イーストンと協力し、吸血鬼と戦闘することに…
危険な戦いに巻き込まないよう配慮するイーストンに対し、ハルカはおじさんの鈍感力を活かしてまさかの大活躍?
さらに、武闘際の救護室では人生を変える、師との出会いが待っていた!?
人間関係を諦めたおじさんが、異世界で心を成長させる王道冒険譚第3弾!!
武闘祭での大事な出会い。新たな依頼と一時帰還、そして再びの旅立ちまで。大きな二つの出会いが描かれる3巻。
まず一人目は師匠ノクト。
小市民で臆病なハルカにとって、冒険者としての心得から魔法の指南、心の在り方までも導いてくれるまさに人生の師との運命の出会い。暴力が蔓延る世界で生き難い想いをしていたハルカの呼吸をしやすくしてくれる大恩人なのだけど、、、
先を知っているとちょっとね(苦笑) イタズラ小僧がそのまま歳を取ったような性格なので、素直に尊敬できないというか「このクソ爺が」的な想いが少々。まあ、ハルカの場合は擦れずに善良なまま大らかに大雑把になっていくという変わった変化をしていくのだけど。何にせよ、クセがあっていいキャラなのは間違いない。
もう一人はイケメンでみんなのお兄さんなイース。
口絵の予想以上のイケメンぶりにニッコリ。ただ、何故二人とも全然キャラじゃないことやっているシーンをチョイスしたのか。書籍だけで追っている人に勘違いされそう……そういう人はあまりいないか。
彼の場合はハルカたちのメンバーに感化されて仲間になっていく過程が好いのだけど、それは次回以降で。
あと忘れちゃいけないのがこの物語の根幹である冒険譚。
気のいい少年少女たちとの冒険が今回もハラハラワクワクで楽しそう。武闘祭に一喜一憂する美人ダークエルフは想像すると大変可愛らしい。中身? 知らね。
明るくなってきたおじさんの内面の変化が、本人の表情と周りの反応でさりげなく表現されているのがまたいい。怖い感じのする無表情美人が微かに微笑む、その破壊力は凄いんだろうなあ。
わざわざ中途半端なところまで進めて気になるところで切ってあるので、続きも出てくれるはず。各巻の刊行間隔がかなり長いので、4巻も気長に待ちましょう。
