いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第107回全国高校野球選手権大会 第12日

第一試合
京都国際(京都) 4-11 山梨学院(山梨)

山梨学院、強い。
京都国際が一回表に幸先よく先制しその裏が三者凡退。これは京都国際ペースで試合が進むのだろうと思われた2回裏、四番横山のホームランで追いつくと、そこからさらに三連打で京都国際エース西村と守備陣はその勢いに飲まれた。その回一挙5点で逆転。そこから3回から7回まで毎回得点圏にランナーを送り、5~7回で効果的に追加点。昨年覇者相手に快勝した。
京都国際は終盤に意地を見せるも反撃は4点まで。
ベスト4に残ったチームの中で山梨学院が一番強そう。なんて書くと次でコロッと負けそうだから黙っとこ←おい



第二試合
関東第一(東東京) 3-5 日大三(西東京)

東京対決は西に軍配。
静かな序盤戦、予想通りの打撃戦になった中盤戦、守備の粘りあいになった終盤戦。綺麗に三分割された試合展開に。
観ていて面白かったのはもちろん中盤戦。4回表に日大三がバントなしで打ってチャンスを広げ打って返す強気の攻撃で3点先制すると、その裏関東第一はバントで揺さぶって2点返す。5回は日大三は四番田中の一振りで追加点をあげると、関東第一は盗塁からのタイムリーで1点返す。打の日大三、技の関東第一の攻防は見応えがあった。



第三試合
県岐阜商(岐阜) 8x-7 横浜(神奈川)(延長11回タイブレーク

県岐阜商春夏連覇を狙う横浜を打撃で粉砕。
県岐阜商が横浜のお株を奪う16安打8得点(タイブレーク含む)。少しでも浮いた球はことごとく捕らえる驚異の打撃で、出てきた三投手全員から得点してみせた。守備のミスが多く7失点ながら投手の自責点はたったの1。おまけに継投の失敗あった。しかし、それをすべて打ってカバーした。
横浜は計4試合で結局1試合も二桁安打無し。2回戦から今日までの3試合、得点は相手のミス絡みばかり。相手守備に緊張を強いる実績とネームバリューから来る威圧感はあったが、肝心の打線は調子が上がらないまま終戦春夏連覇へのプレッシャーか。2年生エースの織田におんぶにだっこな夏になってしまった。



第四試合
沖縄尚学(沖縄) 2-1 東洋大姫路(兵庫)

沖縄尚学が投手戦を制してベスト4。
先発投手の出来が勝敗を分けた。
沖縄尚学は背番号10新垣が先発。6回まで被安打2、ソロホームランの1失点の好投でエース末吉にスイッチ。おそらく計画通りの継投で東洋大姫路の強力打線を抑えた。
一方、東洋大姫路は故障明けの従来のエース坂下が先発も2回に自らのエラーと死球でピンチを作って降板。その後、夏のエース木下がよく踏ん張ったが……。5回から一人のランナーも出さない完璧なピッチングでリズムを作っても、味方が打ってくれなければね。
東洋大姫路も強力打線が売りだったのはずなのに、打ったのは花巻東戦くらいだったなあ。打線は水物とはよく言ったもんだ。


祝!大会通算二桁ホームラン!